ここにも遠近法!

楽しかった仙台での個展から、はやくも1か月が過ぎてしまいました。

 

締め切りまでも早かったですが、終わってからも…。

 

ということはつまり、ふだんからふつうに時間は早いってこと!? そういえば、ついこの間お正月だったはずなのに…。(汗)

 

個展が終わってからは、ネタ補充のためにあちこち回ってみたり、小さな締め切りに向けて描いたりの日々です。

 

あ、土器研究の時間もちょっとだけ復活しましたよ〜♪

 

いま描いてる絵の1枚は、定番の道がある絵であります。

 

描きながらふと思い出したことがありましたので、ちょっと書いておこうかと思いまして。 ごく基本的な話ではありますが…。

 

 

「遠近法」というのはたぶんご存知かと思います。 遠くのものほどじょじょに小さく見えるという普遍的な法則であります。

 

抽象画でもない限り、基本的に意識しないことはないでしょう。 わたしの様な写実っぽい絵ですと、大きなウェイトを占めてきますよ。

 

こんなのがよく遠近法の解説で出てくるイラストです。 …なにこのヘタクソな図! まさかプロの絵かきが描いたわけないですよねぇ??(汗)

 

…ともかく、平行なはずの線路は画面上の1点に向かって収束していきますし、並木や枕木の間隔も同じはずですが、やはり遠ざかるにしたがってどんどん狭くなっていきます。

 

とても簡単な理屈ではありますが、これ、それこそ線路や並木、街並みを描く時以外には意外と忘れられがちのような気がするんです。 でも当然ですが、あらゆるところに遠近法というものは適用されるのでありまして…。

 

たとえば道。 その輪郭が上のように「ハ」の字型になるということは分かりやすいでしょう。 でも、まだ先があるんです。

 

道に落ちてる小石や、路面に射す木漏れ日なんかもその例外ではないんですよ。 上から見るとこんな感じ…。

 

何が描いてあるのか分からないって!?(汗) 青が木かげ、黄色が木漏れ日、ポツポツとしたのが石のつもりであります!

 

じつは木漏れ日ってものにはいくつか種類があります。 枝と路面の距離や陽射しの強さによって、葉っぱそのものの影になったり、大小さまざまな円の集まりになったり…。 注意して観察すると面白いですよ〜♪

 

ここでは円バージョンです。 このように、真上から見ればほぼ円であります。 石も、丸石が半分埋まっているのだとしたら、やはり丸に見えていることでしょう。

 

で、これにも遠近法を適用してみますと…。

 

ハイ、こんな感じ! 本当の形は円のはずですが、足元から遠ざかるにつれて 円 ⇒ だ円 ⇒ 線 と変化していきます。

 

石も同じく、だんだんとただの横線に近づいていきますよ。 ついつい「木漏れ日は丸いものだ」って頭で分かっていると、その知識に引っ張られて丸っぽく描きがちなので要注意かも。

 

そしてさらに、絵を描く場合に意識した方がいいのは、路面自体の質感のようなものであります。 たとえば油彩画だと筆目というものが画面に残りますが、この筆目はデタラメな方向を向いていてもいいものなのか…?

 

もうお分かりですね? 手前部分はともかく、中景〜遠景にかけては筆を水平(横)方向に走らせて描いた方がいいんです。 グッとそれらしくなりますから。 鉛筆スケッチの際もなんとなく横に走らせますよね?

 

奥へ続く壁なんかを描く時もそう(この場合はタテ目)なんだと思いますが、この微妙な筆目のような質感が、無意識的にも実景を見た時に近い感覚を呼び起こすのでしょう。 だから、実物と似ているかどうかとは違う次元で、スッと自然な感じに見えるのかと。

 

こんな理由もあって、わたしはあまり荒い目のキャンバスを好みません。 だって、遠近を付けようにも一様な布目の方が目立ち、筆目を使った微妙な奥行き感表現が効きづらいもので…。(汗)

 

ちょっと筆目までは写せませんでしたが、実例だとこんな感じかな。(部分)

 

 

チラッと写ってますが、川とか海を描く場合にも、水面に遠近法がかかってくるというシンプルな意識があるのとないのでは、描き上がりが違うような気がしますよ〜。

 

 

以上、何を今さらなお話しでありました。

 

11月の大きな締め切り、今はまだ遠くにあって、かすかな筆目程度のものでしかありませんが、これ、あっという間に巨大な悪魔のみたいな姿に変化しますからねぇ…。(大汗)

 

 

今回もお訪ねくださり、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


小さな歴史。

今から35年前。 シゲル少年は小学3年生。

 

その年、夏休みに家族でキャンプに行くこととなりました。 行き先は長野県の駒ケ根市。

 

すでにインドアな少年ではありましたが、初めてのことばかりでとても楽しかった記憶があります。

 

少年時代の思い出トップ3に入るほどに……。

 

 

先日、梅雨入り前の長野県へ取材に行ってまいりました。

 

この11月には京都大丸、来年の7月には神戸大丸と大きな展覧会が控えておりますので、今のうちにじゃんじゃんとネタを仕入れておかねばなりません。

 

取材場所も、いつもと同じではやや新鮮味にも欠けるので、例によって衛星写真でチェックし、気になる地形を見つけた新天地(?)へ行ってみることに。 そう、駒ケ根市です。

 

そしてこれも「例によって」なのですが、実際に歩いてみると現地はキツイ勾配だらけで、いい加減な計画を立てた自分を呪います!(笑)

 

それでも、ヘロヘロになりながらなんとか予定をこなすことができたので、余った時間で昔テントを張ったあたりへ行ってみることにしました。

 

なつかしい景色を見たら、記憶から消えてしまっている愉快な思い出たちが、ひょこひょこ顔を出してくれるんじゃないかと期待して…。

 

 

しかし残念ながら、35年という時間はあまりに長すぎたようです。

 

キャンプ場はすでに廃止され、その辺りに新しい道が付き、ミニゴルフ場や温泉施設などが出来上がっておりました。

 

飯盒炊爨などに使った冷たくきれいな水が流れる小川も、どうやら河道が変えられてしまったようです。 水に手足を入れていられるのは1分が限界というほどに切れるような冷たさが印象的だったので、もう一度つけてみたかったのですが…。(涙)

 

結局、期待したなつかしさはまったく得ることがかなわないということになりました。 行かない方がよかった!?(汗)

 

帰りしな、「そういえばこの橋を渡ったところにあるお店で五平餅を食べたっけ…」と思い出し、立ち寄ろうとするもすでに跡形もなく。

 

せめて味だけでもと、別の店に入って注文すると…。 「もう売り切れました」!(涙)

 

 

歴史というと、なんだか本や教科書で読む知識という印象が強いかも知れません。 でもそれは歴史研究の成果であって、明らかにしたいと思った人たちの調査・研究の成果なんですよ。

 

これは、個人に置き換えてみれば分かりやすいかも知れませんね。

 

さっき五平餅のお店がなくなっていたというエピソードを書きました。 でもこれ、じつは自信がないんです。 ひょっとしたらその場所には元々お店なんかなかったんじゃないのか…?

 

自分の記憶という教科書には、おぼろげに「あった」と書いてありますが、アテにならないとなれば調査する必要が発生します。 まずは一緒に行った家族に聞いてみるのがいいでしょう。 みなの記憶が一致していれば、それはたぶん間違いがない。

 

それがダメなら、現地で聞き込みです。 それでもダメなら市の図書館で記録文書か何かないかを探します。 当時の地図とか航空写真、ネットの情報なんかも使えたりする?? それがダメなら探偵さんを…!(笑)

 

そうした調査の結果、おそらくはより真相に近づくことができるのでしょう。

 

でも、当然ながらそうした「歴史史料・資料・記憶」の量は、社会>家族>自分の順で少なくなります。 よって、自分自身の個人的な経験の記憶なんかは、自分が忘れてしまえばそのまま世の中から消滅し、何もなかったことになってしまうのです。

 

忘れないまでも、知らぬ間に自分史の捏造が進行してしまっていること、ごくふつうにありますし…。(汗)

 

だから、日記とか写真、作品など、とにかくいろいろ形にして残してしまえば、ないより安心ですし、自分がいなくなってもその記憶を引き出してもらえるヒントが残ります。

 

わたしがこうしてショーモナイことをポチポチ記しているのも、「そういえば駒ヶ根を再訪したのはいつだっけ? その時、橋のたもとに五平餅のお店はあったのかな??」などと記憶があいまいになる日が来たなら、役に立つやもしれませんし!?(笑)

 

 

帰りの電車が出るまでに、少し時間がありました。

 

ちょうど駅前に五平餅を出すお店があったので、1本頼んでみることにしましたよ。 しかし出てきたのは…。

 

 

当時、「橋のたもとで」食べたのは小判型のものだったので、コレジャナイ感は否めませんでしたよ。 ま、これはこれで十分においしかったんですけどね〜。

 

…ん? 家族みんなが「あの時も小判型なんかじゃなかったよ」って言い出したらどうしようか!?(笑)

 

 

与太話にお付き合いくださり、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


別荘。

先日、建築事務所の人が突然我が家を訪問。

 

「もしやこの家を取り壊すから立ち退けという話か!?」と身構えますが、どうもそうではなさそう。

 

しかし、ホッとする間もなく、「となりの駐車場に5階建てのマンションを建てることになりました」…!!(´Д`;)

 

その距離わずかに10mほど。 間には何もありませんから、工事の騒音は直撃必至。 事務所の方は一生懸命に建ってからの日当たりの話などをなさっておりますが、そんなものはもう耳に入りません。

 

こ〜れは一大事ですよ! ちょうど京都の個展の準備期間が丸まる工期と重なるではありませんか!(涙)

 

これまでにも、うちのすぐとなりで家の中規模リフォーム一件、大規模一件、新築一件と、その騒音の凄まじさには何度もグッタリさせられてきました。 ラジオで何しゃべってるかなんて聴こえませんからねぇ。

 

それが今回、おそらくそれらよりもさらにひどいであろう騒音が襲来すると聞かされ、「近所で反対運動とか起きなかったんですか!?」などと、意味不明なことを口走ってしまいましたよ。 錯乱してたんですね…。(恥)

 

この騒音運(?)の悪さを何とかしたいものであります。 が、それよりも、差し迫った工事の始まりまでに何か手を打たねば、ストレスまみれになり、ロクな絵が描けないであろうことは自明であります!(汗)

 

これを機に、手ぜまとなった今の家からポーンと引っ越してしまうという手が考えられます。

 

しかし、つい数日前に2年分の更新料を払い込んだり、エアコンを新調してしまったというタイミングの悪さ、知らぬ間に増えすぎたものの多さなどを考えると、個展の準備を差し置いて大がかりな引っ越しするなど、とても現実的ではなさそうです。

 

よって考えついたのが、近くに別荘(仕事場)を借りる、という手であります。 まったくもって無駄な出費ではありますが、神経が細いわたしにとって、背に腹は代えられないのですよ…。(大泣き)

 

 

で、さっそく近所の不動産屋へ。 学生用のワンルームマンションを当たってみますよ。

 

ここでいろいろ話を聞いてみたんですが、どうやら最近の学生さんは、20年以上前に学生だったわたしからすると、ビックリするほどにいい物件にお住まいのようで。

 

バス・トイレはセパレート、オートロック、光回線、フローリング等々、なんともゼイタクな設備が標準化している様子。

 

でも今回は、「学生さんのようなゼイタク」がしたいわけではないので、むかし住んでたような物件を探します。

 

すると、安くなってるんですよ〜! 21年前まで住んでた懐かしの旧・我が家の情報も出てたんですが、お値段なんと半額!

 

もちろんそれだけ築年数が増えて価値が落ちているってこともあるんですが、覚悟していた額の2/3ほどの値段で済みそうなので、ちょっぴり安心しましたよ。 今度現物を見に行くことにします…。

 

 

夏の間、涼しい長野県に別荘を構えることが夢でした。

 

とはいえそれだけの大変化は、面倒くさがりのわたしにとって、よほど大きなきっかけでもなければ実現しないだろうということも分かっておりました。

 

それが今回、隣のマンション建設に押し出される形で夢の別荘持ちに! まあ、灼熱の京都の夏からはまるで逃げられないのですから、本来の希望とはずいぶん遠いんですけどね…。(汗)

 

でもこうなったら、「別荘があってよかったー!」と心底思うためにも、工事の騒音は近所で中止を求める暴動が起こるくらいに凄まじいものであってほしいですよね!(笑〜)

 

しかし、絵の道具の引っ越しだけでも難儀そうで、いまからクラクラしますね〜。(涙)

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


心の師匠?

3年ぶりの仙台での個展、今日が最終日ですが、本人は一足先に京都へ帰ってまいりました。

 

たった3日の滞在ではありましたが、今回も多くの方が訪ねてくださり、いろいろなお話しをすることができましたよ。


直接お話しできなかったみなさまも、観ていただきまして、本当にありがとうございました〜!

 

 

仙台での2度目を行ってみて気づいたのは、お客さんとの距離の近さでしょうか。

 

以前観たり・買ったりしてくださった方が、今回もリピートしてくれた率が高かったように思うのです。

 

ぜひソネに会いたいからと、わざわざわたしがいる日に再訪してくださった方も、少なくありませんでした。 そのためにまた何時間もかけて、というお方もちらほらと! うれしいですねぇ。

 

会ってガッカリでなければよかったのですが…!?(笑)

 

 

さて、ひとつわたしにしては珍しい話がありましたので、ちょっと紹介しましょう。

 

ある若いご夫婦がみえて、作品をじっくり観てくれたあとで話しかけてくださいました。 なんでも、遠くに住んでいて会場には来れなかったけれど、父君がソネの大ファン(!)で心の師匠(!!)と慕ってくださっているのだとか。

 

知り合いの人だろうかと、「面識はありましたっけ…?」と尋ねてみますと、絵を最近始めて、なぜかこの「準備室」にたどり着き、あれこれ技法を参考にされているのだとか。 ネットの時代ならではのつながり方ですねぇ。

 

しかし、始めたばかりでいきなりこのクセのあるソネの言うことに従ってみようとされたわけですから、当然うまくいかずに困っておられるとのこと。 なんだか師匠として(?)申しわけないです!

 

会場に行けなくてとても残念がっておられるという父君の絵のお悩みに対し、間接的に応えてみましたが、技法のことを口で伝えるのはなかなか難しいですね…。(汗)

 

でも、わたしのことを師匠などと言ってくださるお方はたぶん初めて現れたので、とってもうれしいです。 

 

これまた、実際に会ったら幻滅してしまったかも知れないので、会えなくてよかったというパターンかも知れませんが!?(笑)

 

 

その際にお伝えしようと思ったことを図で解説しておきました。 伝聞ですから質問が実際とは違うような気もしますが、もし参考になるのなら…。

 

枯れ木です。 これを青木筆などの細筆を使って正直に描こうとすると…。 なんだかボテッとした仕上がりになるかも。

 

それは、枝は基本的に先へ行くほど細くなるもの(☆)ですが、筆で描くと「入り」の部分が太くなり、むしろその逆になりがち。 先へ向けて細く描くのは、手の自然な動きに逆行するため、至難の業となるからです。

 

(☆ 実際に観察すると枝自体の太さは分岐ごとに段階的に細くなるのであって、各段階の一本の中ではあまり変わりません。 雰囲気重視のデフォルメ、ということで) 

ということで、画面を逆さまにしてシュッと描いてみると、あ〜ら不思議、簡単に先っぽを細く描けちゃう!

 

この方法は、イネの描き方のところで紹介したのと同じものです。 草にももちろん使えます。

 

難点は、逆さまなのでバランスなどを確認するのが難しいことでしょうか。 手間ですが、こまめに元に戻して確認するのがベストかもしれません…。 以上、ソネ式・枯れ枝の描き方でありました。

 

参考として、現在仙台で展示中の作品を1枚どうぞ。

 

 

           『一月の風の中』10号

 

ではでは、仙台のみなさま、また3年後にお邪魔できるはずですから、その時にはまたぜひお訪ねくださいませ!

 

わたしも今から楽しみにしておりますよ〜♪

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 


北の杜へ。

え〜、お知らせが遅くなってしまいました。 どうもスミマセン。

 

連休明けに、仙台で第2回目となる個展を開催いたしますよ。

 

【曽根 茂 油彩画展】 @仙台三越 7階アートギャラリー

 

2017年 5月10(水)〜16(火) 10:00〜19:00(最終日は16:30まで)

 

出品は17点かな? 大きいサイズは少なめですよ。

 

ソネは金曜の午後から日曜の終わりまで会場におります。

 

 

今回の準備は、肩の痛さにヘキエキしましたよ。 四十肩っていうのかな? だんだんムリが効かなくなってきているようで…。(汗)

 

あと、体力・気力の問題なのかどうかはよく分かりませんが、1枚あたりの製作時間が長くなってきているようです。 終盤は予定が狂い、ちょっとキビシかったですね…。

 

作品のサイズを控え目にしていてもこれですから、半年後の京都展(会場がもっと広い!)はどうなってしまうのやら!?(大汗)

 

まあ、どうやって描かれたかはともかく、東北は福島や岩手の絵もあったりします。 ま、いつものソネの絵同様、どこを描いても似たような絵になる没個性っぷりでありますが…。(笑)

 

 

仙台、楽しみですね〜。 絵かきは描き上げるところまでが仕事ですから、仙台に行くのはほぼ旅行と同じ!

 

どの遺跡・博物館を回りましょうかねぇ?(笑)

 

ともかく、お近くで関心をお持ちの方は、ぜひとも会期中にお越しくださいませませ。

 

そうそう、前回思ったのですが、東北の方ほぼ芳名録に署名してくださらない! 奥ゆかしいんでしょうかねぇ?

 

作家としては、あとで見返してあれこれ思い出すことのできるのが芳名録でもありますから、恥ずかしがらずにシャシャッとお願いしますよ〜!

 

案内状に使った作品を挙げておきますね。 プロに頼んで痛い目に遭ってから自分で写真を撮るようになったんですが、今回のはちょっと写りが悪かったかも〜!(汗)

 

 

      『六月の夏日』 20号変形

 

 

お訪ねくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 


メジャー??

スミマセン、個展の締め切りに追われまくって、1枚出してる別の展覧会の告知をうっかりしておりました!

 

実は今日が初日だったのです…。(汗)

 

《創と造 2017》というとても立派な展覧会であります。

 

こちらは、五都美術商連合会なる、実はなんだかよく分かってない(オイオイ)所が開催母体となっております。

 

会場も、いつものデパートではなくて、五都(東京・京都・金沢・大阪・名古屋)に点在する美術倶楽部なる建物(自前!)となりますよ。

 

京都のそれしか知りませんが、えらく格式の高い場所であります。 靴を脱がねば上がれませんし、厳かな雰囲気の和室で、和装の方からの呈茶なんかもあったりして…。(汗)

 

貧乏大学生風のいつもの姿で行ったりすると、つまみだされるのではないかと心配になるような敷居の高さであります。(笑)

 

でも、それだけの場所で開催されるだけあって、出品作家は当代の売れっ子が目白押しなんです! 重鎮をはじめ、有名な人は全員そろっているといっても過言ではないでしょう。 あ、現代アート系はどうだか分かりませんが…。

 

ということは、ソネもついにメジャーの仲間入り!? …いや、そうとも言えないんです。

 

今回は幸いにも知ってる画商さんから推薦をいただけた(運は相変わらずいい)わけですが、実は成績不振(入札制です)だとクビになる制度らしいんですよ!(汗)

 

ですから、何年か続けて出品することを許されれば、その時ようやく、形の上ではメジャーのベンチの隅っこに座れたことになるのかと。

 

実際、一緒に並べられ、比較されては困ってしまうような先生方も多くおられますし、値段も50倍とか、それくらいの差があったりします。

 

つまり、いまヒーヒー言って描いてる個展の絵の全部をもってしても、そうした先生のたった1枚と物々交換することすらかなわないようなレベルの大差!(汗)

 

それだけの乱暴なまでの差があるのに、値段が表示されてない(たぶん)ので、見かけ上は同列にされてしまいます。 これはホキ美術館でも同じ。

 

まだうまく描けてないことは値段に反映されていて明瞭になってるはずなんですが、それを外されるとつらい…。(涙)

 

いわゆる「胸を借りる」というやつですね。 ハイ、勉強させていただきますよ〜。

 

こんな感じで少々行きづらいように思われるかもしれませんが、たとえば金沢なんかでは今まで発表したことがありませんから、「一度ソネの実物を観てみたかったんだ!」というようなたいへん奇特な方にとってはよい機会なのかもしれません??

 

場所は説明しづらいので上のリンクを見てもらうことにして、日程だけ書いておきますね。

 

東京展 2017 4/23〜27、京都展 4/30〜5/2 金沢展 5/7〜9 大阪展 5/14〜16 名古屋展 5/21〜23 (ふたたび)東京展 5/25〜28

 

しかし、個展の絵がマズイことになってるので、自分で落札してそのまま個展会場へ並べたいような気すらしてきますよ!(笑)

 

関心をお持ちの方は、どうぞご覧くださいませ。なにせわたし以外のラインナップがスゴイですから、損することはないと思いますから〜!

 

 

告知のみにて失礼いたしました。 ご訪問ありがとうございます。 曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


夢は長野を駆けめぐる。

う〜ん、締め切りの足が速くて、かなりマズイ感じとなってまいりました!(汗)

 

そんな状況下では、晩ごはんを食べ、消化のために確保している床に就くまでの時間が、まとまって取れる唯一の自由時間なんです。

 

昨晩はその貴重な時間を割いて記事をしたためました。 でも、最後の最後でうっかりヘンなボタンを押してしまい、一瞬で全部パーになっちゃったんですよ!

 

非常事態宣言が出てるような時ですから、精神的ショックは相当なもので…。(号泣)

 

気を取り直して、今日、同じものをもう一度書いてみますよ――

 

 

休みなく絵を描くばかりの毎日を繰り返しておりますと、どうしても調子が下がってくるものです。

 

そんな時、特効薬的ないい方法をいまだ見つけるに至っておりませんので、細々とした抵抗を企てることとなります。

 

そのひとつが、「無事に」締め切りが明けたあとのことを思い浮かべるというもの。

 

やはり、旅行なんかがいいですよねぇ〜。 いい景色と縄文遺跡とが揃っていれば言うことなしです!(笑)

 

そうしたとき、まっ先に思い浮かぶのは長野県。 ひと通り圃場整備が終わっているので、意外と昔ながらの田んぼは少ないのですが、それでも信州ですよ! 景色が悪いはずはありません。

 

それに、じつは長野県、今でこそひなびた感じですが、縄文のある時期にはびっくりする位に反映してたんです!

 

加えて温泉などもありますから、いいこと尽くめですよねぇ〜♪ 極楽極楽!(笑)

 

描きながら、ぽわぁ〜んと長野旅行のことを考え、休み時間にはネットで航空写真や博物館情報などを見、妄想の翼をバサバサ羽ばたかせておりますよ。

 

 

あ、そういえば、今度の個展はそれ自体が旅行のようなものでしたっけ。 @仙台ですし。

 

仙台とその周辺自体も楽しみなのですが、震災の被災地近辺では散財してもかまわないというマイルールがありますので、おいしいものをゼイタクに食べてまいりましょう!

 

…こんな感じで、5月になると楽しいことがいくつも待ち構えているはず。 相変わらず、仕事とオフのメリハリがきつすぎる生活ですねぇ。

 

 

う〜む、どうもきのう書いたのと違うなぁ。 ショックで書いたこと忘れちゃったみたい!?(汗)

 

ま、いいや。 とりあえず生存報告も兼ねての短文ということで!

 

では、ヘンなボタンを押してしまわぬよう、慎重に…。

 

 

忘れずにお訪ねくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


変化。

仙台の個展に向けた製作、遅れてますねぇ〜。(汗)

 

以前なら、スパート時には同時に10枚以上並行して描けたものですが、最近はその半分程度。

 

体力の衰えもあるんでしょうが、なにより1枚あたりにかかる時間が増えてしまいまして…。 ふつうはその逆じゃありません?(汗)

 

 

そんな感じで全然時間がないはずなのに、なぜだか先日、田舎へ帰省しておりました。 現実逃避??

 

で、帰省途中の駅で偶然あるチラシを見つけたんです。 それは、わたしが好きな作家である歌川広重の浮世絵展のものでした。

 

会場は、以前にお世話になったこともある菰野町のパラミタミュージアム。 会期は… ちょうど今やってるじゃないですか!

 

これはラッキーだということで、覗いてまいりましたよ。

 

 

展覧会の内容は、有名な『東海道五拾参次』の違うバージョンどうしを比較してみたもの。

 

じつは、広重さんのことを好きだと言っておきながら、『五拾参次』にいくつも種類があるってことを知りませんでした!(恥〜)

 

今回は、誰もが知ってる「保永堂版」と、その15年後に出された「丸清版」とを並べて全部見てみましょうという趣向。 ついでに大正年間に撮られた実景写真まで添えられておりましたよ。

 

さて、どんな風に変化したんだろうかと拝見してみますと…。

 

んん? 見慣れていないせいか、新しい方がパッとしてないように思われますよ?? 参考までにチラシの写真をどうぞ。(表示がうまくいってない? ちゃんとしたのは一番下のリンク先にあります〜)

 

 

うーん、同じ宿をネタに全然違う絵を新たに描き起こしたという点ではとてもすごいとは思うものの、画面に意欲というか斬新姓が欠けてるように思われ、製作動機の方が気になってしまいましたよ。

 

保永堂版で一躍売れっ子スターになった広重さん、丸清版までの15年の間にいったいどういう環境・心境の変化が起こったのか!?

 

頼まれていやいや描いたのか、あるいは以前とは違う画境に達し、凡人にはにわかに解し得ないような作品を作ってしまったのか、またはすでに向上心がなくなり、絵かきとしてのピークを越えてしまっていたのか…??

 

(いちおう)同業の人間として、このあたりのことが気になりますね。

 

この『庄野宿 白雨』なんかは世界的な名画だと思うんですが、丸清版になると、なんだか平凡すぎて…。

 

 

こうした疑問に答えを与えてくれるのが、美術史学という学問分野です。 作家が生きた当時の文化・社会状況にはじまり当人の置かれた立場、環境、経済状態、交友関係など、思いつく限りの情報を集め、彼がなぜそうした作品を生み出すに至ったかを推理・再現しようとする学問です。

 

そうした成果をひも解けば、広重さんの変化についてもある程度の答えを得ることができるのでしょう。 今はその時間がありませんが、5月になったら図書館にでも…。

 

ただね、あくまでこれは歴史研究なわけですよ。 散逸をまぬかれた一部の史・資料をもとに、とりあえず一番無理がなさそうな説が通説として暫定的に示されているもの。 どこかの蔵から新史料が出現すれば、そのつど新解釈によって更新されていく定めの…。

 

だってそうでしょ? 「ソネがなんだか最近ヘタになってきた(仮!)けど、当人に話を聞かなくても『準備室』を読めば答えが分かるに違いない」って言ってるようなものですし!?(笑)

 

当然おもてで書ける程度のことしか書いてませんからね! 書かれていない諸事情は確実に存在するわけですが、それは公式史料としては残らない…。

 

たぶん、日記や私メールのような「史料」をひも解くことでよりマシな説に近づけるのでしょうが、そんなものは死ぬ前に抹消していきますから!(笑)

 

 

こうして自分の身に引きつけて考えてみますと、広重さんの変化を、実情も知らずに外野がやいやい言ってしまうという行為、ちょっとカッコ悪いのかもしれませんね。

 

まあ、絵かきは作品のみで評価されるのが宿命ですから、それは仕方ないのかもしれませんが、同業としては言いわけができない哀しさも分かるだけに…。(涙)

 

 

さて、仙台の個展はどんな出来になるのやら?

 

時間が足りてないという言いわけはここに記しましたし、作品のみで「もうソネは終わった」などと言うのはどうでしょうか?ともしっかり書きましたからね〜〜。

 

実のところは、この期に及んでも土器研究にうつつを抜かしており、本業の方がおろそかになったということだったりして!?

 

い、いや、ちがいますよ! ちがいます!!(笑)

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

☆『歌川広重 二つの東海道五拾参次 保永堂版と丸清版』@パラミタミュージアム 〜平成29年3月28日

 

 

 

 

 

 

 

 


地獄絵図?

相変わらず忙しい日が続いております。

 

そんなわたくしをよそに、京都では「京都マラソン2017」が開催されました。

 

もろもろ合わせて1万6千人のランナーが都大路を駆け巡る大イベント。 抽選倍率は3.8倍だったかな? 大人気です!

 

そして、大学の同期が幸運にも当選して走るという情報をキャッチしたので、休み時間にちょいと応援に出かけてみました。 歩いて2分ほどのところがコース(折り返し点)になってるんですよ…。

 

 

京都では毎年、高校駅伝・都道府県対抗女子駅伝などが開かれ、それらを見たことはありました。 しかしフルマラソンを見るのはまったく初めてだったため、どんなものかと思ったら…?

 

なんというか、想像よりずいぶんとスローな感じだったんですよ。

 

まあそうですよね。 39キロ地点で、疲労もピークに達しているであろうことに加え、ちょうど折り返し地点が坂の上にあるんですから!

 

あと、マラソンはテレビで超一流の選手の走りしか見てこなかったわけなので、そんなイメージと比べるのは酷というもので…。

 

 

さて、同期を探し始めますが、なんともまあ、人が多い! 途切れることのない人の列が、ザッザッザッという足音を響かせながら、ズラズラと目の前を流れていきます。

 

ときおり妙な仮装をした目立ちたがり屋さんが混じっておりますが、基本的にみな同じようなかっこうをしております。 その中からたった1人を探し出さねばならないのですから、目が疲れますよ!(汗)

 

しかも、折り返し地点ということで人の流れがあっち向きとこっち向きの2本あるわけです。

 

すると、目の神経がその絶え間ない流れに適応しようとするため、ふと他へ目をそらすと、景色が2方向へとゆがんで動き始めるんですよ!(汗)

 

写真に写っているカラーコーンを見たときなんか、それぞれがスルスルと変な方向へスライドしていくので、風が強いのかな??などと本気で思ってしまったくらいですから!(笑)

 

 

わたくしはそんな世界のゆがみと戦っておりましたが、もちろん走っているみなさんの方が圧倒的に苦しいわけです。

 

突然コースの脇にへたり込んで苦しげにストレッチを始める人や、苦悶の表情を浮かべる人、逆に表情が完全に能面化した人、あきらめて上を向いて歩こうな人、片足を引きずりながらも必死に走ろうとする人…。

 

これはもう、阿鼻叫喚の地獄絵図といってもいいのではないかと思いましたよ。 あたかも亡者の行列! いわゆる「ランナーズ・ハイ」のように恍惚とした表情で走っている人なんか、まるでいなかった気がしますが!?(汗)

 

そういえば、スーパーマンの仮装(古い?)をした人が何人かおりましたが、当の本人は苦しさに耐えるばかりで全然スーパーには見えず、その落差が悲壮感をさらに増してしまっておりましたよ…。(泣)

 

 

この人たち、みんな抽選を突破し、お金を払って参加してるんですよねぇ!? つまり趣味ってこと。 誰に強制されたわけでもなく。

 

あんな様子を見てしまっては、よーやるわ!としか言えませんよ、ほんとに。

 

彼らを駆り立てる力は何なんだろうかと、本気で謎に思ってみたり。 いや、自分にできるわけないから、尊敬してるんですけどね…。

 

 

結局、同期を発見することはできませんでした。 残念! どうやら他の亡者たち同様、半歩きだったそうです。

 

で、「応援できなくてゴメン」とSNSで伝えたところ、「来年はソネも参加すればいいのに!」とのお返事が。

 

う〜ん、あの凄惨な地獄絵図を見てしまったからねぇ。(汗々)

 

もし感動的なゴールシーンだけを見たとしたなら、終盤に何が起こっているかを知らぬままに、「是非とも!」なんて言ってたかもしれませんが〜(笑)

 

ともかく、のたうち回りながらも趣味を楽しみ抜いたみなさま、ほんとにどうもお疲れさまです!

 

わたしも地獄の獄卒にしばかれつつ、泣きながら絵をかきますよ。

 

はた目にはただの趣味にしか見えないでしょうけど〜!(涙)

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


7回目。

気がつけば1月も最終日!

 

ちょうど1か月前の今頃は紅白を観てたはずなんですが…。

 

それって、つい10日ほど前のことじゃなかった!?(汗)

 

誰もが口にすることではありますが、1月ってのは瞬く間に過ぎてしまいますねぇ。

 

 

わたしの場合は、さらに早く感じているんじゃないかと思いますよ。

 

というのも、ここ7年ほど、2月にプチ展覧会を開かせてもらっており、その締め切りに追われているからです…。

 

そうです。 常連さんにはもうおなじみとなりました、ガクブチのヤマモトさんでのショウウィンドウ展がいよいよ明日からなんです〜♪

 

今年も出来立てホヤホヤ(今日納めた! 汗)の新作を5点並べますよ。 たとえばこんなのとか…。

 

        『狭霧の森』12号Ⅿ

 

ヤマモトさんは日曜がお休みなので、それ以外の営業時間中ならば、外から観ることができます。

 

京都の寺町へお越しの際は、どうぞチラ見(?)してやってくださいませ。

 

「京都は遠いよ〜!」という方には、5月に仙台で開く個展にも展示するはずですから、そちらをお待ちいただくという手もありましょうか。

 

まあ、正月休みで訪日中の中国の大金持ちさんが全部お買い上げ!ってなことにならなければ、の話ではありますが…。

 

あ、そんなことになったらわたしも困りますね。 ハナからほぼ売れないことを想定して仙台分に折り込んでますから!(笑)

 

 

さて、ひと仕事終えたのでしばらく休憩したいところですが、今年は2月にも別の締め切りがあり、そのままノンストップで仙台行きとなりそうです。

 

たぶん、次に気がついたら5月になってるはず!?(汗〜)

 

 

お訪ねくださり、ありがとうございました。   曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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