カメラの功罪。

え〜、お久しぶりです。

 

地震に台風、豪雨といろいろありましたが、無事に過ごしております。 ご心配いただいた皆さまには、この場でお礼申し上げます。

 

いま無事と書きましたけど、締め切り的な意味では全然無事なんかではございません!

 

あと1カ月余分にあればもっといい仕事ができるのに…。 そんなことを夢想しながら、来る日も来る日も仕事場に引きこもり。

 

 

さて、今はちょっとご無沙汰となってしまいましたが、本来なら今は、風景画家にとっては良い取材の季節。

 

ムクムクと元気のいい景色は、どこを見ても絵に描けそうな気がしてきますものね〜♪ 実際にはただ浮かれてるだけで、ほぼ錯覚なんですが!(笑)

 

風景の取材の際には、ふつうの人が気づくような、ごく当たり前のいい場所を眺めているようではまだまだ。

 

らしさが出るところでもありますから、対象や構図に強い意識をおいて、ふつうでない所にいいものを探しまわります。

 

そうしていると、農家のおっちゃんやお散歩中の人に出くわすことが。

 

視線を向けているのが、分かりやすい風光明媚な景色だったらまあいいのですが、たいていは不信感をかき立てるような怪しい場所。

 

そのせいか、「何をしているんですか?」と声をかけられることがよくあります。 地域から不審者を追い出すためには、「まずは挨拶」が定跡ですものね!(笑)

 

こんな時、力を発揮するのがカメラです。

 

そう。 カメラさえ持っていれば、対象が理解に苦しむものであっても、少なくとも写真を撮ろうとしているということは分かってもらえるため、説明が断然楽になるんですよ。

 

だから、カメラを確認したうえでよく尋ねられるのが、「何かいるんですか?」。 風景画家なのにヘンな所へ入り込んでいることが多いですから、昆虫写真家かなにかと勘違いされます。

 

そういえば、本職なのに「風景を撮ってるんですか?」って聞かれたことはないなぁ。 ヘンだなぁ〜。(笑)

 

 

こんな風に、外では絶大な力を発揮するカメラですが、一転して家の中では話が違ってまいります。

 

最近は外へ出られないため、休憩時間には2階から山や空を眺めることが多くなりました。 心が休まりますし、絵のネタにもなりますから。

 

そこでいい雲なんかが見えると、すかさずカメラを取ってきてメモをとろうとします。

 

しか〜し! おっさんが2階の窓から身を乗り出してカメラを構えているさまは、その方向にあるよその家を盗撮しようとしているようにも見えるはず!(汗)

 

盗撮とまでは行かなくとも、たまたまカメラが自分のいる方に向いていたならば、あまりいい気持ちがしないであろうことは想像に難くありません。

 

カメラなしで、ただ人の家から見られている(ように感じる)だけでもおだやかではないでしょうからね。

 

ですから、なるべく外の人から見えないように、身をかがめてコッソリ撮ろうとしているのですが、これ、ますます怪しいじゃないですか!! 通報も時間の問題!?(汗)

 

だからといって姿を完全に隠し、自撮り棒とかドローンとかを使ったところで、さらにややこしくなるだけでしょう。 何か良い解決策はないものか…?

 

「あの家には風景を描いてるヘンな先生が住んでいるんだ」と認知され、ご近所さんにあきらめて(?)もらえればしめたものなんですが、それよりも通報が先だろうなぁ。(笑)

 

では、夕空を眺めてから仕事に戻ります〜。

 

 

忘れずにお訪ねくださり、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


プロっぽい?

次の個展は9月なんですが、引っ越し後の片付け作業で時間を使い込んでしまったため、すでにマズイ感じとなっております。

 

ということで、ここ3週間ほどはずーっと引きこもり。 またこの暮らしを、この先3カ月間続けるのか…。(涙)

 

ただ、いきなり製作モードに切り替えたものの、環境が変わったことと相まって、ちょっと気持ち面でキツイものがありました。

 

ですから、やや後ろめたさを感じつつも今日は半ドン(死語?)にして、近所の方のグループ展と、大丸さんでの知人の個展とに顔を出してまいりましたよ。

 

大丸さんにお邪魔したのは、個展の用事が終わってから初めてですから、ほぼ半年ぶり。

 

その個展時に初めて顔合わせをした販売の方が数名いたんですが、さすがに忘れられてるだろうな… などと思いながら美術コーナーへ。

 

と、どの方もソネの顔を見るや、即座にちゃーんと挨拶してくれるではありませんか! しかも名前まで覚えてくれてる!

 

大丸クラスのお店で働く人にとっては、これくらいはごく当たり前のことなのかもしれません。 でも、自分にできないことをサラッとやってのける様子を見ると、やっぱり感心してしまうんです。 プロっぽいですねぇ〜。

 

いやいや、このわたしだって、大丸京都店ではすでに7回も個展をしている立派なプロのはず! 何か隠しても溢れ出るプロっぽさがあるのでは…??

 

そういえばこんなことが。

 

販売員のお一人と話していたら、話題がある物故作家の代表作の話になりました。

 

その作品は、半年前の展覧会で衝撃を受けてまじまじと観たものだったんですが、描かれていたのはキツネだったかタヌキだったかでもめまして…。(笑)

 

すごく自信があったので、「じゃあ何かかけましょうか?」とまで言い出しましたけど、相手にはそれを上回る確信があったらしく、かけるには及びませんよ、ということに。

 

で、スマホで画像検索してもらった結果は…。 わたしの完敗でありました!(笑)

 

絵かきが絵のことで負けるとは、なんともプロらしくない。

 

あえて見苦しく言いわけをするならば、主役のキツネさんにはほとんど関心を持たず、風景のプロとしてその背景部分の描き方に注目していたから、となりましょうか?

 

いや、それでもメインを取り違えるのはヘンですが…。 お恥ずかしい…。(汗)

 

あ、そうだ。 個展中の作家さんと話しをしていたら、「ソネの名を出したお客さんが何人かいましたよ」とのこと。

 

わたしはこの作家さんの描く風景が好きなんですが、お客さんの眼にも、どこか似たところがあるように映ったのでしょうか? 思い出していただけるなんて光栄です!

 

以上、ダテにここでプロとして何度も個展はしてないぞ、というということが示せた(?)ので、今回の話はおしまいおしまい。

 

ともかく、久しぶりに外出し、人と話し、いい絵を見、ここに書くネタまで拾ってくることができました。 充実した半休だったと言えましょう。

 

ということで、明日からソネ先生には、またプロっぽく缶詰め生活に戻っていただきます!(泣〜)

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


ぼーっと。

新居に引っ越してから、そろそろひと月がたとうとしております。

 

「旅館へ泊りに来ました感」は、そろそろなくなってきたかな? ちょっと残念ではありますが…。(笑)

 

仕事もすでに再開しております。

 

9月の5日から大丸神戸店にて個展ですから、すでにちょっとマズいんですが…。 引っ越しのバタバタで、予想を大幅に超える時間を使っちゃいましたのでねぇ。(汗)

 

 

場所が変わりましたから、仕事場も設営し直しとなります。

 

仕事場と言っても、とくに大掛かりな設備などはないんですけどね。

 

ただ、部屋のサイズ、光、床の硬さ等々、些細な差があちこちにあり、それに慣れるのにいちいち時間がかかるものでして。

 

光はとくに心配ですね。 知らぬ間にこれまでと作品明度がゴロッと違っていたってこと、あながちないとは言えないので…。(汗)

 

旧居では、1日中カーテンを引き、真っ暗にしたうえで望む明るさを照明で作り出しておりました。

 

今回もそうしてしまえば簡単なのですが、前と違って、仕事場から見える景色がいいんです! だから、これをシャットアウトしてしまうのがもったいなくて…。

 

雨の日なんか、山にかかるモヤが刻々と変化していく様を見られるんですよ。 それも傘さえささずに!

 

もうね、絵なんか描かずにずーっと、ぼーっと眺めていたいほどに素敵でして。

 

素敵と言えば、窓からの景色に加えて、お庭の緑もいいんです。

 

さほど広くはないものの、飛び石を配した風情ある造りになっており、たくさんの種類の草木が生えております。

 

それに加えて、連れてきたビワ・キンカン・フジバカマ・ヤマノイモさんたちも元気に育っておりますから、それこそぼーっと眺めていたら、いつまでも飽きることはありません。

 

しかも山が近いため、鳥さんや蝶も数や種類が多く、いろいろと小さなドラマをもたらしてくれますしね。(^^)

 

あと、ゼイタクなことに縁側(?)なんてものもありまして、ここからは昼の緑だけでなく、夜にはお月さんの光が射したりもするんです。

 

夏になったら、ここで星を眺めつつ眠りにつきましょうかねぇ。

 

 

こんな感じでいいことがたくさんで、ぼーっと浸って楽しんでいたいのですが、そうしてしまうと当然ながら仕事に回す時間がなくなります。

 

家賃が払えなくなったら強制退去ですから、美しい景色はおあずけでお仕事お仕事!

 

…しかし、風景画家がいい風景のおあずけを食いながら風景を描いてる姿ってのも、ちょっと滑稽かもしれませんね。

 

「じゃあ庭の絵を描けばいいじゃないか…」

 

これ、ちょっと真面目に考えてみましょうか。 窓からの風景もアリかな?

 

ということで、来年あたりには「新居シリーズ」が現れるかも!?

 

で、それを売ったお金を家賃に回して…。 何やってるんだかちょっと分からないところがあるかも知れませんが!(笑)

 

ともかく、せっかくいいところに越したんだから、早くぼーっとしたいデス。

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


悪夢ふたたび?

 

新居に引っ越して一週間がたちました。

 

最初はどこかの旅館に泊りに来ているような感じでしたが、徐々に慣れてまいりましたよ。

 

越してきた最初の日は、当然ながらお家の中は一番きれいな状態。

 

自分の荷物もすべてがサッパリと段ボールの中に収まっているため、目にはゴチャゴチャした様子が入ってきません。

 

それはそれで見た目に快適なので、もうそのまま、ダンボールを積んだ状態で暮らしてもいいんじゃないかとさえ思いましたね!(笑)

 

 

今回引っ越すにおいて、環境の良さを第一条件として据えておりました。

 

ですから、念願かなってとても静かな日々を送ることができております。 窓からは広く空が見えるし、緑にも恵まれております。

 

やはり風景を描いているなら、こうした所に住んでなきゃダメだったんだよなぁ〜、などと思ってみたり。

 

 

さて、そんな風におだやかな日々が続くんだと安堵していたところ、すぐ隣の畑で小屋の解体工事をするという知らせが来ました。

 

解体工事…!? なんだかイヤな予感がいたしますよ?(汗)

 

詳細は分からないんですが、ただ小屋をつぶして木を切って更地にしておしまいってことはあまりないですよね??

 

よくて駐車場。 悪ければ…。 家の新築!?(冷汗)

 

いやいや、マンション建設が始まったことがきっかけとなって、苦労してここまで逃げてきたんですよ。

 

それが、真横でまた何か作り始めるってことになったら、もはや何をやってるのかということに! 悪夢の再来か!?(涙)

 

で、連休明けの今日、朝っぱらから重機二台がウンウン唸り、ガンガンバリバリドスドスと一日中やかまし… いや、よう働かはりますなぁ〜。(京都風 笑)

 

これまで京都に25年ほど住んで、すぐ隣に建った家が3軒、大工事が4件。 建設系の騒音には悩まされ続けてきました。

 

それで、引っ越してたったの一週間で、さっそくこのありさまですよ。

 

もしや、騒音の悪霊か何かにとりつかれているのか!?(汗)

 

どうぞ、段ボールを開封しないうちにまた引っ越しという事態にはなりませんように!

 

…近くの神社かお寺で、悪霊を落としてもらおうかなぁ?

 

そしたら急に工事が中止になるかも!(笑)

 

 

お読みくださり、ありがとうございました。 曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


17年ぶり5度目。

段ボール箱だらけの、新居の広い部屋。

 

まだ他人のお家のようで落ち着かないから、部屋のすみっこに背中を寄せておりますよ。

せっかく広くなったのにね!(笑)

 

昨日、ついに引っ越し作業をひと段落させることができました。

 

今回で引っ越しは5度目となりますが、回を重ねるごとに難易度が上がってきているようです。

 

とくに今回は、前回の引っ越しから17年間もたっていたため、もの(ゴミ含む)が激増しておりまして。

 

どうしてこんなことになってしまったのかと、悔悟の念を痛切に感じながらの準備作業でした。

 

時間も、結局1カ月以上かかったこととなります。 時給換算した結果を、やむなく捨ててしまった数々のものの値段と合わせれば、すさまじくお高い引っ越しとなったのであります…。(涙)

 

捨て方が難しいからとりあえず保留。 いま忙しいからあとで一気に。 いつか使う日が来るはずなのでその日に備えて。 愛着があるから残しておこう。 もう必要ないんだけど高かったから置いておくかな。 これだけゴチャゴチャとあるんだから、もう少々増えたって同じことさ…。

 

今回の地獄は、間違いなくわたしのズボラ体質がコツコツと作り上げたものでした。

 

昨日、ものがなくなった家で最後の大掃除をしながらも、そんな自分のことを思っていました。 食い止めるチャンスはいくらでもあったはずなのに、なぜ、未来の自分を泣かせるような行為を積み重ねてきたのか…?

 

たぶん、解決策も同じように「小さくコツコツ」なんだと思います。

 

一気に片付けるような分かりやすい爽快感はないけれど、それを怠ると、気づいたら暗黒面にどっぷりつかってしまっているはず…!(汗)

 

 

掃除を済まし、お世話になったご近所さんへの挨拶を終えると、もう夕刻も終わりに差しかかっておりました。

 

いよいよこの家の中を見るのは最後だと思った時、静かな寂しさを感じましたね。

 

17年分の思い出が詰まっておりますから、愛着も強く、できることなら住み続けたかった。

 

でもそれをしてしまうと、なにかもっと大きなことをおろそかにしてしまうはずで、卒業もやむなしだったのです。

 

今日からは、記憶として共に過ごしていきましょう。

 

17年間お世話になりました。 ありがとう。

 

 

 

お訪ねくださり、ありがとうございます。 曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


積み重ね。

最初のうちはね、「引っ越しなんて集中すれば10日で十分!」と高をくくっていたんですよ。

 

でもね、片付けても片付けても一向に先は見えてこず、「ヘンだな…」。

 

四畳・四畳半・七畳のこじんまりとしたお家なんですよ。 なのにどうしてこんなに物があるのか!(汗)

 

もう何というか、「後でやります」が結晶化したようになってるんです。

 

いま忙しいから後で。 後でまとめて片付けた方が一回で済んで楽だし。 どうせ引っ越すときには一気に片付けるはずだし…。

 

ハイ。 過去にコツコツ積み重ねまくった負債の山を、いま泣きながら片付けておりますよ!(涙)

 

ほんとにもう、何があるんだかよくわからないけど、何かで部屋がいっぱいなんです。 なんとも説明が難しい。

 

継続は力なりって言葉、痛感しますよね。 ただしこの場合の「力」は、もちろん暗黒面のそれですが…。(涙)

 

その中にあって、分かりやすい物としてはやはり本が多いです。 ちゃんとした本棚がないために置き場がなくなって、床に積んだり並べたり…。

 

泣く泣く150冊ほど古本として放流しましたが、まだ400冊くらいあるのかなぁ? いつの間にこんなに溜め込んだのか、我がことながら記憶にありませんよ!?(汗)

 

その次に増えたのが、土器研究用の資料群ですね。

 

この家に越してきてから本格的に再開したんですが、気がついたら本業の絵の資料に迫ろうかという勢いで増殖しており…。(汗)

 

恐ろしいことに、資料というのは増えれば増えるほど都合が良いという性質を帯びているため、普通の本のように処分することができないんです。

 

こちらを本業としている研究者さんたちは、図書館のような部屋を何室も構えることになってしまうのですよ…。 コワイコワイ!

 

あと、つい忘れがちですが、お庭の植物さんたちもなんとかせねばなりません。 こちらも年々大きくなってきました。

 

次も庭付きなんですが、先客がいるため、伸び伸びと育ててやることができないんですよ。

 

ですから、ぽつぽつと里親さんにお任せしてみたり。 たぶんうちにいるよりいい暮らしをさせてもらえるはず…。

 

 

こちらは巣立ち直前のワンカット。

 

ビワさんもフジバカマさんも、地面に植えてもらって大きく育つんだよ〜。 いままでゴメンね〜!

 

…あ、そういえば庭の土の中には、立派なヤマノイモさんが何本も埋まっているんだった!

 

次に住む人も可愛がってくれるとは限らないから、なんとかして掘りだし、連れて行ってあげたいところなんだけど、ぞんな時間は…。

 

こちらは、去年採れたムカゴをまき、一からコツコツ育て直しましょうかねぇ。 ムカゴというのは、遺伝子的には親とまったく同じものらしいですし。

 

ということで、明日もぼちぼち準備作業。 とにかく自力で積み重ねないとどうしようもありませんので…。

 

でもたぶん最後は、「何でもいいからとりあえず全部箱に詰めておしまい!」ってな感じの、コツコツとは程遠い、きわめて雑なフィニッシュを迎えるんだろうなぁ。(笑)

 

 

お読みくださり、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 


キラキラ。

今年の春は駆け足でやって来て、すでに夏を思わせる暖かさ(暑さ?)。

 

桜はもう少し肌寒い中で見たいなぁ〜、などと思ってみたり。 でも実際に肌寒いと、はやく暖かくなれ!って思うんですけどね。(笑)

 

そのように春爛漫な街をフラフラしますと、いかにも「この春から京都で暮らします」っていう感じの若者を多く見かけます。

 

京都は大学の数が多いですからね〜。

 

まあたらしい自転車に乗っていたり、レジの業務がたどたどしかったり、生活雑貨を親子で買いに来てたり…。

 

わたしがそんな風に希望に満ちてキラキラしていた(?)のは、もうはるか26年も前の話ですね。 キラキラ、か…。(遠い目)

 

さて、すっかり干からびてしまった感がありますが、この春は、そんなソネも再び輝きを取り戻すことができるかも知れないのです!

 

なぜかと言いますと、ついに引っ越しが決まったんですよ。 新居の力を借りれば、きっといろいろなことが息を吹き返すはず!?

 

次の家で、京都に来てから5軒目の住み家となります。 これまで、引っ越しのたびに、おもに仕事面でよい方向へステップアップできたように思っております。

 

今の家に来てからは、「定期的に個展をこなせるようになり、生業としての画業が定着した」と自分史に記すこととなるでしょう。(笑)

 

ただ、今の家の住み心地と立地の便利さが優れていたため、それにまさるものという条件を立てての家探しは、かなり難航したのです。

 

今はネットで情報を得ることができるため、不動産屋さんへいちいち行く必要が減って格段に便利になりましたが、それでも3か月間探し続けましたよ。(泣)

 

で、ある程度物件を絞ってから実際に見学させてもらうのですが、現地で見るといいところと悪いところが新たに見つかったり…。

 

ある家では、建物は新しいのにほとんど日が当たらず、モヤシ化してしまいそうなので断念。

 

別の家では、物件自体はいい感じだったけど、地図では分からないキツ〜イ坂がいくつもあって断念。 たぶん冬はジャンプ台になるハズ!(笑)

 

さらに別の家では、鎮守の森に近く、最上位の条件である「静けさ」の点で文句なし。 ついにこれで決定か!?というところまで行きました。

 

が、夕刻にひとりで下見に行ってみたところ、その森の樹々にカラスの大群が! あぁぁ…、カラスさんたちのねぐらだったんですね…。 ものすごい鳴き声が響き渡ってましたから、これだと朝はカラス並みの早起きに!(汗)

 

最後に見せてもらった家は、今より立地の便利さが落ちるのに家賃は上がるという点が泣けてくるものの、まあ、いろいろ言っていたら決めることができませんから、これでいいっか!ってな感じで。 建物と環境は良さそうだし…。

 

聞くところによると、高い理想をかかげて妥協のない完璧な選択を目指す人は、決めた後にも、「もっといいのがあったんじゃないか…?」という考えを止めることができず、結果、いいものを選びとっても満足度は低くなるそうで。

 

これ、いつまでも独身でいるどこかの絵かきさんにも教えてあげたい話ですね!(笑)

 

と、こんな感じで、わたしの何度目かの新しい「春」が始まろうとしております。

 

ただ、部屋の片付けはいっこうに進んでおらず、キラキラな春を前にしたキビシイ冬が継続中。(汗)

 

ここへ引っ越してきた時、そのあまりの大変さに、「もう部屋の中は散らかさずにおこう!」と硬く決意したはずだったのになぁ……。(笑)

 

そんなソネのことは放っておいて、みなさまはどうぞ春を満喫してくださいませ〜♪

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


リアリズム。

(タイトルを見て絵の話を期待された方がおられるかもしれませんが、まったく関係ございません…。)

 

いま住んでる京都市では、ガラス瓶の回収は月に1度しかありません。 それが翌日に迫ってまいりました。

 

目下、家の中をぼちぼち片付けているところでして、空き瓶もまとめてサッパリさせてしまいたいところ。

 

…あ、1本だけまだ中身の入った瓶が残っておりますねぇ。 そのラベルを見てみましょう。

 

 

一瞬、なんと書いてあるのか認識できなかった方がおられるかもしれません。

 

でも、ヘンな先入観に目を曇らされることなく、しっかり読んでみますと…?

 

はい。 「仙臺(台)牛たんサイダー」と記されておりますよ! 三日月は政宗公のアレです!(笑)

 

これ、昨年の個展の帰りに、仙台駅で買ってきたのです。 おみやげ用として。

 

もう1種類、こちらもご当地名物を模した「ずんだサイダー」ってのとセットで…。(笑)

 

「ずんだ」の方は、元々ずんだ豆がモデルですから、よさそうな味が何となく想像できる気がしました。 実際、贈った方もおいしかったと言ってくれましたし。

 

ただ、この「牛たん」の方は明らかにネタで作ったことがバレバレで、たぶん味なんてどうでもよくて、場に笑いが起こればそれでいいって感じの商品なんだと思われます。

 

とはいえ、せっかく笑いを取るために買ったにもかかわらず、結局渡すことがためらわれ、今までこうして家に寝かしてあったわけですが…。

 

そういえば、売店のサイダーコーナーには、手に取ったものの気が変わり、そのまま置き去ったような形で2本並んでましたねぇ。 やっぱり買うのに勇気がいるんだ!(笑)

 

まあそれはともかく、瓶を空にするという動機に背中を押され、ついに飲んでみることにしましたよ。 さて、お味の方ですが…。

 

コップに注ぎ、口に近づけてみたところ、まさしく牛タンの匂いが!(汗)

 

いきなり焼肉屋の光景が目に浮かんでまいりましたが、それにめげずにグイッと行きますと、それはもう、まぎれもなく牛タンの味!(汗)

 

なんと言いますか、焼きたての牛たんをサイダーに浸して飲んでいるかのような。 焼いた肉のテリや脂感までもが再現されているかと思うほどのリアリティです!

 

途中から、飲んでるのか食べてるのか本当に分からなくなってきましたよ。(笑)

 

まさかと思って原材料を確認しましたが、とくに牛たんとは書いてありません。 それでこの再現度か…。 軽くネタで作ったんじゃないんだ。スゲー。

 

ただ、サイダーっていうとシュワシュワ〜ッとした爽やかさが売りの飲み物ですが、これはリアル焼き肉味すぎるあまり、完全にその爽快さを消し飛ばしてしまっております。

 

1本飲み終わるころには、口直しにふつうのサイダーが飲みたくなるほどに!(笑)

 

しかしこの、真剣に努力して笑いを取りに来ている(ですよね?)態度がいいですねぇ。

 

2年後の仙台個展の際、仮にもし万が一まだ生産されていたなら、こんどこそ何本も買って帰り、京都でばらまいてみたいと思います!(笑)

 

わたしも、絵でもっと真剣にリアルなウソをつかなくっちゃね。

 

うかうかしてると、「生産中止」になってしまうから〜!(汗)

 

 

忘れずにお訪ねくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


動物だもの。

なんだか暖かい日が続くようになりましたね〜。

 

この冬は寒さが厳しかったので、春の到来が例年以上にありがたく思われますよ。

 

ただ、気候がどうであろうがおかまいなしに、隣りの建設現場からは大きな音が響いてまいります。

 

ノイローゼになる前に、引っ越すなどして手を打たねばならないのですが…。(汗)

 

いい場所がまだ見つからない・今からだと引っ越しシーズンにぶつかってスムースに進みそうにない・部屋が散らかりすぎていてとても動ける気がしない… 等々、マイナスの要素ばかりが浮かんできて、腰がますます重くなっているのが現状。

 

このままだと、にっちもさっちも行かなくなってショートしてしまいかねないので、それでも何かできることに手を付けねばなりません。

 

今日のところは、このうち、部屋の散らかりをなんとかしようと思い立ちましたよ。 引っ越し云々と関係なしでも、かなり息苦しい感じになっておりましたし…。

 

そういえば、なんだかんだと理由をつけ、2年連続で年末大掃除をパスし、小掃除で済ましてしまっていたのでした!(汗)

 

しかし、改めていま目に入るもののすべてを移動させるんだと考えると、正直言って、死んだふりをしたくなるレベルの散らかりっぷりであります!(笑)

 

やはり、個展前にまるで部屋のことにかまっている余裕がなく、「あとで、あとで」といろいろ溜め込んでしまう傾向が良くないですねぇ。 しかも、去年はこれが2回もあったわけで…。(汗)

 

さて、大きいことを成し遂げようとする時、どうすればいいのか…?

 

先人の教えるところによりますと、「小さく分けて、ひとつずつ消化していく」であります。

 

実際、この方法論が身に沁みてわかるような年になってきましたよ。

 

というのも、気力・体力ともに峠を越えてしまった感じで、若い頃のように「まとめて一気に腕力でねじ伏せる!」といった手が使えなくなってきているのです…。(涙)

 

さあ、ゴミ袋を買ってきて、いざ着手!

 

まず、目標を非常に小さく、「とりあえず目につくゴミだけ何とかすればOK」と設定してとりかかってみます。 すると、あ〜ら不思議! サクサクと片付いてしまったではないですか!

 

これは、なぜか気力が沸いてきたからなんです。 なぜか…? そう、気温が高いからです!

 

なんかね、ポカポカするだけで体がよく動く気がするんですよ。 それに伴い、気力も沸き出てくる。

 

やっぱり人間も動物なんだから、冬は無理しないで冬眠してるくらいがちょうどいいんですよ!(笑) そんな時に大掃除の時期がかぶるものだから、まるでやる気が起きないんだ!

 

ということで、冬眠から目覚めたわたくしはさっさと目標を達成し、当初の計画より余分に進めることができちゃいましたよ。 スバラシイ!

 

こうして、ごくわずかであれ、目標に近づけたのは嬉しいことですねぇ〜。

 

そしてこの「嬉しいの素」は、まだ家中にあふれ返っております。 ということは、これから当分嬉しい日々が続くということ!

 

ああ、こんなに素敵なものをしこたま溜め込んでおいてくれて、昨日までの自分よありがとう!

 

…などと考えるのがポジティブシンキングっていうのかな??(笑)

 

まあ、自分をだまそうが何しようが、結果的に部屋が片付くのなら、このさい何でもいいや。

 

明日もポカポカ陽気で、ゴミ袋のおかわりができますように〜♪

 

 

以上、春の陽気に浮かれたソネでした。 お読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 


センス。

半年延びてくれてはいたのですが、先週からついに、隣でマンション建設が始まってしまいました!

 

一日中重機のエンジン音が響き、バンバンガリガリやって下さるので、なかなか気が休まりませんね…。

 

これが夏まで続くなんて、ちょっと考えられませんよ〜!(泣)

 

事前に工事業者さんが挨拶に来てはくれたんですが、手渡されたのは手乗りサイズの洗剤ひとつ。

 

公共工事でもないんだし、この中にびっしりと砂金でも詰まってなければ釣り合わないんじゃないのかな!?(笑)

 

そんな騒音の中、月末締め切りの作品製作に追われております。

 

「うるさくて集中できないので締め切りを延ばしてください!」なんてのは通らないよなぁ〜。(汗)

 

 

さて、そんなこんなでうっかり本人も忘れてしまいそうになりますが、前回紹介したとおり、今月は「ガクブチのヤマモト・ウィンドウ展」が開催中なんですよ!

 

その中に、たぶん自分史上初の、太陽を描いた絵があります。 これですよ。

 

       『寒陽』 6号Fサイズ

 

太陽は別にしても、ソネにしては珍しいさっぱりさ加減と思われるかもしれません。

 

これは、描く時間がなくてやむを得ず… ではなくて(?)、構図のセンスで勝負が決まるような絵も描けるんだろうか?と思って挑戦してみた題材なんです。

 

写真作品とか、日本画なんかではときどきあるような気がしますね。

 

センスが頼りなので、各要素の配置やバランスにはいつも以上に神経を使いました。 そのうちに何が正解なのかが分からなくなってしまいましたが…。(汗)

 

ということで、観てくれた方に判断をゆだねてみようと、とりあえず飾らせてもらいましたよ。

 

本番で実験…。 いつものことではありますが!(笑)

 

 

いま、ネットの中には素人〜アマチュアさんの撮った写真があふれ返っております。

 

その人の作品をパラパラと数枚見れば、なんか分からないけど「センス」の良し悪しが分かってしまうもの。 職業柄、これは直観なのでしょう。

 

たとえばこたつの上にミカンとりんごを並べて撮るにしても、単なるメモ的な絵柄から、芸術性を感じさせる絶妙な配置まで、様々に現れ出てしまうように思えます。

 

…はい。 人の作品に関しての判断は付くんです。 でも、いいものが分かったとて、いちからそれを自作できるのかというと、それがはなはだ怪しくなってくるわけでして。(汗)

 

上に挙げた絵を見ても、まだこれが正解じゃないような気がしてまいります。 現状ではこれよりマシにはできないんですが、そう思えてならないんですよ…。

 

あと10年続けたら、一瞬でリンゴとミカンを神的配置に収めることができるセンスが身に付くかなぁ?

 

とりあえずこれまで通りに、「いいものを見つけたら、なぜそれをいいと思ったのかを自問する」というトレーニングを続けるしかないかも。

 

しかし、その前に心が乱されない静かな環境を手に入れることが急務!?

 

また宝くじに頼ってみますかね〜。

 

(注:「また」と言っても、以前宝くじでいいことがあったというわけではございません! 笑)

 

 

お読みくださり、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


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