20周年。

 

7〜8年ほど前までは、ときどきネットで自分の名前を検索することがありました。

 

いわゆるエゴサーチというやつですね。

 

どこかで悪評が立ってるんじゃないかという心配と、ひょっとしたらほめてくれている人がいたりしないかという、かすかな期待と…。(笑)

 

でも、いいこと・悪いことを問わず、誰もソネのことなんか話題にしていないらしいことが分かってきて、それっきりになってしまいました。

 

この目立たなさは、とてもやりやすいですね〜。

 

さて、そのように平穏な日々をおくっていても、ネット上の情報というものはどこからか流れてくるもので。

 

今回はオークションでした。 またもやわたくしの旧作が出品されているらしいのです。

 

さっそく覗いてみますと、そこには19年前に描いた作品が! デビュー2年目、まだ個展を開いたことがない頃の作品でありました。

 

ちゃんと数えてないので、今まで何百枚描いたのか全く把握できておりませんが、これは発表をはじめてからひと桁枚目の絵であることは間違いありません。

 

かつて京都で開かれていた『絵画まつり』の会場に並べてもらったものです。 なつかし〜。

 

で、著作権者なんだから、引用元を記せば公開されている画像を使ってもいいだろうということで、ちょっと紹介してみます。

 

(どこかで「平面作品を写真に撮っても写真家に著作権は発生しない(立体はダメ)」という話を聞いたことがありますし…。)

 

 

こちら、『冬風』という作品です。 10号変形ですから、当時は18万円での発表でしたか。 故郷に吹く鈴鹿おろしを描いた絵です。

 

じっくり見てみますと…。 う〜ん、じわじわ汗ばんできますね!(汗) いろいろ直したいところはありますが、ま、これはこれでアリかな? 歴史資料として…。(笑)

 

しかし、これだけ年数がたっておりますと、描いた本人なのに「こんな描き方してたっけ?」と思ってしまうほど。 拡大画像もあったのでどうぞ。

 

 

今とはだいぶ描き方が違いますねぇ。 ここまで雑(?)だったとは!(汗)

 

当時、シゲル青年28歳。 これを描いたちょうど1年前の、第2回 絵画まつりがデビューの場でしたから、あらら、今年は絵かきになって20周年だったんですか!?

 

今年もあとひと月少々となって初めて気がつきましたが、まあ、だからといって何かするわけでもなし。 絵かきであり続けられている幸運には感謝したいものですが!

 

この20年間、ちょっとずつはうまくなってきたとして、しかし作品への満足度は、最初もいまも変わらずに低値安定。

 

いつも何か足りない気がしていますし、尊敬する絵かきさんたちとの距離が縮まったとも思えない。

 

いつか人生の最後の一作となる作品を描き上げた後にも、きっと同じことを思う気がして、なんだか暗い気持ちになってみたり…。

 

ということで、これから30周年に向けては、描くことがストレスにならないように気をつけながら!?

 

あと、今年になってようやく行った市の健康診断で、あれこれ悪い数値が出てしまったため、食べものに気をつけて健康を保たねばなりませんね。

 

体が衰えると、どうしても気力も減って描けなくなっちゃいますから…。(汗)

 

って、もっと明るい展望はないの!? 何か大きなコンクールででかい賞を獲るとか、スゴイ場所で個展をするとか??

 

…ないなぁ。(笑) 20年前にはそんなことを望んでいたはずだけど。

 

先に書いたように、プラス・マイナスのどちらの評判も立たないように、目立たない形で細々続けられたらそれでいいんですよ。

 

まかり間違っていい評判が立ったりしたら、休む時間(=考古学)がなくなっちゃうし!(笑〜)

 

ともかく、ここまで支えてくれたお客さんや画商さん、デパートさんにはありがとうと言いたいです。

 

もちろん、わがままを許してくれた親きょうだいにも。

 

では、仕事に戻ります…。

 

画像引用元: https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r287145587?al=11

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


46 → 47。

 

えー、つい先ほど、わたくし47歳となりました。

 

たしか去年は、個展@大丸京都店の締め切り直前でヒーヒー言ってたような。

 

ですから、恒例の「年齢またぎ自画像描き」は二年ぶりということになりました。

 

描く前に、手元がよく見えないからついにメガネ自画像か!?などと心配しておりましたが、なんとかぎりぎりセーフだったので、これまでと同じ裸眼の自分を。

 

あ、メガネをかけて出来上がりのチェックなんてしませんよ!

 

そんなことをしたら、あまりの粗さに、せっかく描いた絵をポイしちゃいますから…。(笑)

 

しかし、鉛筆スケッチはヘタになりましたねぇ。 もともとさしてうまかったわけでもありませんが。

 

最近はネットで簡単に個人が発信できるようになったため、若い才能の話題がときどき流れてきます。

 

中高生でも、ひっくり返るくらいに絵のうまい人がいたりしますよ! まるで勝てる気がしません…。(汗)

 

ネットの発達により、若い才能が育つ環境は、劇的に良くなっているんじゃないかと思います。

 

ちょっと探せばいいお手本はゴロゴロしてますし、上達法も見つかるし、それどころか親切に教えてくれるプロとつながることだって!

 

結果を発信することで多くの人の目に触れ、それは同時に良い動機づけともなり、くわえてアドバイスをもらう機会ともなります。

 

わたしの頃なんて、ライバルはせいぜい地域の同世代。 先生も個別に詳しく教えてくれることなんてなかった(聞けばよかったのか?)し、技法書なども都会の大きな本屋にポツポツあったくらい。

 

すると、シゲル少年が今の時代に生きていたとしたなら、47になる頃には大先生に…??

 

いや、そうはいかないでしょうね。 だって、その環境は自分だけの有利さではなく、ライバル逹にも恩恵を与えるわけですから。

 

つまり、全体のレベルが底上げされてしまうわけで、同時代における順位は変わらない…。

 

さらに、若いうちから全世界に触れられるということは、いきなりとんでもない超人的才能を目の当たりにするということでもあります。

 

これからゆっくり育っていこうとする若い芽にとって、ショック死するほどの過激な情報は危険性も高いわけでして…。

 

わたしの場合は、20代くらいまでは、若さゆえの危うい強さがあったような気がします。

 

でもそれは、芸大に行かなかったため、同世代のスゴイ才能に直接触れる機会がなかったためだったのだと、今は思っております。

 

つまり、井の中のカワズゆえにここまで来れたと。 すると、いま中高生だったなら、流れ来るスゴイ才能に関する情報群に飲まれ、早々に消えてしまったと考えるのが妥当かもしれません!(汗)

 

その場合、47になる頃には何をしているんでしょうか…??

 

ともかく、いま絵で食べていられるのは、たまたま昭和46年という情報の少ない牧歌的な(?)時代に生まれ、途中で枯れてしまうほどの厳しい洗礼を受けなかったことが幸いしているのでしょう。

 

絵かきでよかったのか、他の職業がよかったのか、未来が不透明なこともあり、まだちょっとはっきりしませんが…。

 

とりあえず、平成生まれの若い才能逹が、まちがって風景画家とかにはならないことを祈っておきましょうか!(笑〜)

 

 

お訪ねくださり、ありがとうございます。  曽根(47)拝

 

 

 

 

 

 


学習。

自分で土器を作り、それで料理をして食べたい―― そんなささやかな夢を、ずっと持ち続けておりました。

 

しかし、都会暮らしでは外で焚き火なんてことはほとんど無理。 ですから、試行錯誤すらままならぬ状態が続き、たま〜に焼くことができてもバカッと破裂!の繰り返しでありました。(涙)

 

今回、数年ぶりに野焼きができる機会が巡ってきたので、土器作りの基本をさらいなおしてみたところ、これまで失敗続きだった理由が分かったように思えました。

 

自分の感覚と実際の数値との間に、開きがあったようです。 具体的には、粘土に混ぜる砂の量が…。

 

これまでにも「かなり」混ぜ込んでいて、見た目には実物とさして変わらないような雰囲気になっていたため、そこが問題かも?とはなかなか気づくことができませんでした。

 

実際には粘土の3割以上の砂が必要で、それはもう、混ぜ込むのは無理なんじゃないかと思えるほどの量となるため、盲点に入ってしまってました。 お菓子作りではありませんが、きっちり計量することが大事なのでしょう。

 

で、そのやり方に変えてみたところ、これまで1割程度に低迷していた打率が、いきなり9割ほどに!

 

比較対象として、以前作ったものも一緒に焼いたのですが、こちらはいままで通りに破裂してしまいました。

 

これまで、「焼き方の未熟さゆえに失敗するんだ」というソネの思い込みに巻き込まれてしまった方々、本当にどうもスミマセンでした…。

 

 

こちらは焼けたてホヤホヤの土器で、念願の調理をしている様子。

 

 

縄文時代にもあったっぽいものを、思いつくままに放り込んでみたところ、いいダシが出たのか、これまでに味わったことがないような素敵なお汁ができました!

 

商品化すれば「縄文鍋の素」として売れるように思ったのですが、なにせテキトーだったのでレシピがよく分からず、たぶん復元できないでしょう…。(泣) 

 

 

そういえば、最初に火を着けるのを大学生に任せてみたのですが、渡された100円ライターの使い方を知りませんでしたね。 マッチは擦れるのかな?

 

年長者からは、「最近の若いもんは…」と笑われたりしてましたが、喫煙率が下がっているせいでしょうかねぇ?

 

まあ、笑った側のわたしを含めた年長者たちは、彼らが得意なデジタルデバイスの使い方なんかでは、初回でコールド負けなんですが!(笑)

 

今回の一連の実験も、縄文人が見たら腹筋がよじれて死にそうになるくらいに笑うんでしょうが、それにめげず、彼らに少しでも近づくため、もうちょっとあれこれ試してみたいものであります。

 

ということで、今夜は七輪でも買ってきて、土器で調理してみようかなぁ〜。

 

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


オフ?

気がつけば、神戸大丸さんでの個展は、すでに1ヶ月以上前の話となっております。

 

個展準備期間の終盤には、「仕事がひと段落したらアレをしてコレをして…」と、オフの楽しみを心の支えにしておりました。

 

いや、絵がイヤなんじゃありませんよ! ただ、3ヶ月以上まったく休みなく描き続けるのは、体力的にもちょっとキツくなってきておりまして…。(汗)

 

で、実際にオフがやってきてどうしているかといいますと、ボーッと過ごす時間ってのはほぼありませんねぇ。

 

あ、この「ただボーッと過ごす」っていうのも、お楽しみのひとつに挙げておりましたよ。 時間を湯水のように無駄づかいするっていうのは、いまやお金を浪費するよりゼイタク感がありますから〜。

 

さて、そんな今オフの中で一番の楽しみだったのは、「縄文土器をつくる」であります。 うまい具合に大学の後輩(考古学)にもそちらに関心をもつ人が現れたので、一緒になって遊び… いや、お勉強しようと思いまして!(笑)

 

そしてその流れで、土器づくりの前に、勉強会で一席お話しすることを頼まれました。 テーマは実験考古学に関することなら何でもオッケー。

 

でも、レベルの高い大学生・院生を相手にするのですから、「こんな経験をしました〜」といったエッセイ的な軽いお話では、若者たちの貴重な時間を泥棒してしまうことになります。 ですから、経験をベースにしつつも、そこから引っ張り出した実験理論を小難しい理屈に仕立ててみようかと。

 

ただ、難しい話を人に分かりやすく伝えるには、当然ながらこちらもよく理解していなければなりません。 だから結局、半月近くを準備に費やし、最後はギリギリ状態。 もはやオフだかなんだか分からない!?(汗)

 

そんなこんなを経て、ようやく待望の土器づくりの時間となったわけですが、その日は空気が乾きすぎており、外での作陶には最悪に近いコンディション。

 

いちおう経験のあるわたしでさえちゃんとしたものが出来なかったんですから、ほぼ初心者である大半の参加者の作品は、バシバシひび割れてかなり残念なことに。 指導が悪かった説もございますが…。(汗)

 

しかし、結果がそんなことになってしまったものの、野焼きをする日と場所はもう決まっているのです。 その日の昼食は焼けたての土器で調理をするということになっておりますから、このままでは昼食抜きに!

 

これではいけないと、急きょ自宅で追加製作。 失敗してやり直したりと、こちらも時間に追われてしまいましたから、なんともバタバタするオフであります。 まあ、楽しいんですけどね〜♪

 

 

これらは縄文時代中期末葉〜後期初頭(約4500年前)に、関西地方を中心に使われた土器を模したものです。

 

ただまあ、在野の縄文土器研究者を自称する(?)者としては、ただ単に本物を写していても退屈です。 自説に沿って、「まだ発掘されてないけど、こんなのもきっとあるよね〜」的なところを狙います。

 

まだまだ確信の持てない部分もあるんですが、発掘のたびに研究者の予想をはみ出す土器が出土することもまた事実なので、これくらいならアリかな。

 

…ん? 誰ですか、捏造とか言ったのは!(笑)

 

天気が良ければ来週末に野焼き+調理をすることになりますので、また報告しますね。

 

さて、趣味の時間がひと段落しましたから、お仕事で秋の風景を取材しに行ってきますかね〜。

 

まあ、取材はほぼ旅行(オフ)のようなものなんですが!(^^)

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


まだ生きている。

今年の七月、わたしが大好きだった日本画家の北野治男さんが、この世から旅立たれました。

 

ご病気だとは知っていたものの、新作を目にすることもあったので、まだお元気なんだろうと思ってしまっておりました。

 

もう次の作品が見られない、なにより会ってお話しできないということに、うなだれたものです。

 

こんなことなら、時間がないとか言って先のばしにせず、すぐにでも会いに行くんだった…! そんなふうに、極めて自分勝手なことを思って後悔してみたり。

 

初盆が過ぎたころ、奥さんから封書が届きました。 生前交流のあった人たちに宛てた、今は亡き北野さんからの手紙でした。 住所録のすみっこに、わたしの名も載っていたからでしょう。

 

その手紙の結びには、「鳥になって会いに伺うかもしれません。」とありました。

 

そういえば最後の日展出品作、白い鳥が、川面近くを向こうへ飛んでゆく絵でしたけど、あれはやはり北野さん自身の姿だったんだ……。

 

 

今年の夏は、個展の準備で取材に出ることができませんでした。 しかし、次の個展のことを思うと、夏の景色はどうしても見ておかねばなりません。

 

ということで、九月は天気が悪いことをうらみつつも、できる限りあちこちに出かけ、夏の名残りを拾ってきました。

 

するとですね、ハッとする瞬間が何度かあるわけですよ。

 

これは北野さんが描いた景色に似ている、と…。

 

好きな作家さんなのですから、その題材・構図・配色など、いろいろ影響を受けているんだと思います。

 

いつだったか、自分の描いた絵の構図があまりにそっくりだったため、「パクったんじゃありませんから許してください!」などと、わけの分からないことを本人さんに言ったことがありましたっけ。

 

たしか笑っておられたような記憶があります。

 

似たものが好きなんだから仕方がないといえばそうなんですが、そもそもなんでそうした題材が好きなのかと考えると、知らぬ間に影響されていたんでしょうね。

 

…ということはやはりパクリ??(笑)

 

 

さて、北野さんが好みそうな景色を見つけた時、やはりその目を意識してしまいます。

 

この景色を見たら、いったいどう料理されるのだろうか、などと。

 

ある時には、ハッとして空を見上げましたよ。 そう、白い鳥が飛んでるんじゃないかと思って!

 

写真は、長野の尖石遺跡に行った時、北野さんの目を思い出しながら歩いた復元縄文村です。

 

まあ、ソネじゃないんですからこんなものは描かれないはずですが、それでも感じずにはいられない「らしさ」が…。

 

 

ぜひ、画像検索で作品をチェックしてみてください。

 

 

北野さん、また、取材先で会いましょうね!

 

 

お読みいただき、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 


手がき。

まずは告知です!

 

じつはこれを書いてるのがすでに初日(汗)なんですが、東京の春風洞画廊さんにおいて開催されるアヴニール展に、1点出品いたします。

 

第12回 アヴニール展 @春風洞画廊

 

2018年9月20日(木)〜29日(土)日・祝休廊 〜18:30(土曜は17:30まで)

 

関東方面の方、東京駅あたりに何かついでがございましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。

 

わたしはともかく、いまや写実・細密画分野において中堅を占めるようになった諸先生方の新作を拝むことができますから、観て損はないはずです!

 

 

それで、今回なぜ告知が遅れたかと申しますと、神戸での個展を終え、アヴニール展の絵を仕上げ、個展準備中に先送りしていた雑事の山に渋々着手する、などしていたからです。

 

とくにお礼状が難産でしたよ。

 

ヘタッピ―ながら、便箋に手書きしたいという考え。 しかし下手なのでボツがたくさん出ます。

 

内容の方は、お客さんに合わせて変えたいと思ってますから、あーでもないこーでもないで遅々として進まず。

 

悩みながら書きますから、「やはりあの部分はこっちの方がいいんじゃないか…?」などと、直しが入ることも多々。

 

もちろん、デジタルなワープロじゃないのでそのたびごとに書きなおし。 下書きはデジタルでやってるにもかかわらず、このテイタラク…。(涙)

 

キレイな字や、文章がすらすら書ける人になりたいものですね。

 

この準備室も、手書き文字で表示され、文章の修正に手間どるような仕様だったとしたらどうでしょう? まず読者がいなくなるでしょうし、なによりわたしがイヤになって放り出してしまっていたことでしょう。

 

デジタル万歳!(笑)

 

 

一方でこんなことを言っておきながら、やはり手書き・手描きというものには代えがたい味があるように思います。

 

ということで、そうした手わざを尽くした作品群を観に、春風洞画廊へぜひ!(…と、強引につなげてみる 笑)

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 


メガネと裸眼のあいだ。

大丸神戸店での個展は、5日目が終了。

 

ご存知の通り、個展前日の4日には、近畿地方を難儀な台風が通り過ぎていきました。

 

そのため、飾り付けをするはずだったのに全館臨時休業となり、急遽初日の朝に行うことに。

 

4日には、うちもひどい目に遭わされましたよ。

 

物置きの屋根が飛ばされ、その後翌日(個展初日)まで停電し…。(涙)

 

で、なんとか会期が始まったものの、どうにも天気が冴えません。

 

今日なんかは日曜なのに、驚くほど人出が少なくて。

 

これは大雨のせいだと思うんですが、ソネの人気が急速に下がったという可能性も!?(笑)

 

ただ、そんな中でも遠くからわざわざお越しくださった方もいるのです。 有り難いことです。

 

そんなお客さんの感想をあれこれ聞いておりますと、いつも観てくれている常連さんからは、「描写が細かくなった」との声がちらほら。

 

これ、よく観ていただいているんだと思います。

 

というのも、いよいよ視力が悪く(ローガン)なり、メガネに頼る率が上がっているからです。

 

メガネ越しによく見えるのはいいんですけど、以前は裸眼でどこまで見えていたのか、よく分からなくなっているのです。

 

でもおそらく、裸眼でよく見えてたころよりもよく見えてしまっている疑惑…。(汗)

 

いわゆる写実絵画と呼ばれるものは、超絶技巧を売りにするのならともかく、やみくもに細かく描くことは、必ずしもいい絵にはつながらなかったりするのです。

 

矛盾しているようでもありますが、あまり描かずに描いたように見せている方が、絵としての味というか深みのようなものが増したりするんですよ。

 

しかし、メガネをかけるととにかくアラが見えてしまう。 見えちゃうものだからチマチマ修正していると、細かくなりすぎてしまう…。(汗)

 

正直に言いまして、メガネと裸眼のどちらに基準を置いたものか、ふらふら迷っておりますよ。

 

もう少し度の弱いメガネを作ろうかな、などとも。

 

いや、今回描いた絵を悪いと思っているというのではありません。 見えすぎるせいか、1枚あたりにどんどん時間がかかるようになってきてしまったのを、そろそろなんとかしたいと思っているのです。 

 

ふつうは習熟するにつれ、時間は短縮できるものでしょ?? でも、細かい方が好きって言われたらどうしよう…。(汗)

 

ともかく、次にどんな絵ができてくるのか乞うご期待!

 

ちなみに次の個展は、2019年10月の@名古屋松坂屋であります。

 

画像は、今回の出品作の中から『秋日和』3号Fですよ。

 

これは小さい絵なんですが、チマチマ描いて苦労は大きかったですね〜。

 

 

 

当準備室並びに個展へのご来訪、誠にありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


6回目の神戸。

あららら…。

 

前回からほぼ2か月ものあいだ、更新が滞っておりましたよ。 どうもスミマセン。

 

何をしていたかというと、もちろんずーっと締め切りに追われていたのです。

 

…いや、追われているのは現在進行形で、かなりマズイことになっているのでした!(汗)

 

しかし、いい加減に個展の告知をしておかなくては、せっかく描けた作品を観てもらえないことになりかねません。

 

それでは何をやっているのか分からないので、簡単にお知らせをば…。

 

 

【第6回 曽根 茂 油彩画展 @大丸神戸店 7階美術画廊】

 

2018年 9月5日(水)〜11日(火)※いつもは20時、最終日は17時まで

 

作品は3号〜30号までの25点(予定!)

 

在廊予定日は、初日・金・土・日のつもり。 天候等で変わる可能性アリ。

 

 

神戸店での個展も、今回で6回目となりました。 最初は2003年でしたか。

 

はじめの4回ほどは、大丸京都店や名古屋松坂屋でやったものを、直後にほぼそのまま巡回しておりました。

 

ですから、単独感が強い個展という意味では、まだ2回目となりましょうか。

 

とはいえ、昨年京都で使った作品も連れて行くんですけどね。 …なぜかは聞かないで!(笑)

 

案内状も、すでに手元には届いていたんですが、ついさっきようやく開封したというありさま。

 

うむむ、なんだかプリントの濃度がちょっと濃いような…!? 

 

ともかく、こんな感じですから、お待ちいただいているみなさまの元に届くのはもう少し先になります。

 

「それでほんとに観てもらいたいという気持ちがあるのか!」との叱責を受けてしまいそうですが、ゴメンナサイとした返しようがございませぬ…。(汗)

 

 

今回は、追い込みの時期に38℃以上の日が10日間連続といった、過酷な気象条件でした。

 

もちろん仕事中は冷房を入れてますが、体が対応できず、頭痛でのたうち回ったりもしました。

 

そう。 この夏にした唯一の夏らしいことが、夏バテだったのです!(笑)

 

そんな中、願望を込めたかのような絵がこちら。 「白の森へ」8号

 

 

9月でもまだ十分暑そうな気がしますから、この絵の評判が良い予感アリ!(笑)

 

ということで、お近くの方はぜひお越しくださいませ〜♪

 

 

忘れずにお訪ねくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


カメラの功罪。

え〜、お久しぶりです。

 

地震に台風、豪雨といろいろありましたが、無事に過ごしております。 ご心配いただいた皆さまには、この場でお礼申し上げます。

 

いま無事と書きましたけど、締め切り的な意味では全然無事なんかではございません!

 

あと1カ月余分にあればもっといい仕事ができるのに…。 そんなことを夢想しながら、来る日も来る日も仕事場に引きこもり。

 

 

さて、今はちょっとご無沙汰となってしまいましたが、本来なら今は、風景画家にとっては良い取材の季節。

 

ムクムクと元気のいい景色は、どこを見ても絵に描けそうな気がしてきますものね〜♪ 実際にはただ浮かれてるだけで、ほぼ錯覚なんですが!(笑)

 

風景の取材の際には、ふつうの人が気づくような、ごく当たり前のいい場所を眺めているようではまだまだ。

 

らしさが出るところでもありますから、対象や構図に強い意識をおいて、ふつうでない所にいいものを探しまわります。

 

そうしていると、農家のおっちゃんやお散歩中の人に出くわすことが。

 

視線を向けているのが、分かりやすい風光明媚な景色だったらまあいいのですが、たいていは不信感をかき立てるような怪しい場所。

 

そのせいか、「何をしているんですか?」と声をかけられることがよくあります。 地域から不審者を追い出すためには、「まずは挨拶」が定跡ですものね!(笑)

 

こんな時、力を発揮するのがカメラです。

 

そう。 カメラさえ持っていれば、対象が理解に苦しむものであっても、少なくとも写真を撮ろうとしているということは分かってもらえるため、説明が断然楽になるんですよ。

 

だから、カメラを確認したうえでよく尋ねられるのが、「何かいるんですか?」。 風景画家なのにヘンな所へ入り込んでいることが多いですから、昆虫写真家かなにかと勘違いされます。

 

そういえば、本職なのに「風景を撮ってるんですか?」って聞かれたことはないなぁ。 ヘンだなぁ〜。(笑)

 

 

こんな風に、外では絶大な力を発揮するカメラですが、一転して家の中では話が違ってまいります。

 

最近は外へ出られないため、休憩時間には2階から山や空を眺めることが多くなりました。 心が休まりますし、絵のネタにもなりますから。

 

そこでいい雲なんかが見えると、すかさずカメラを取ってきてメモをとろうとします。

 

しか〜し! おっさんが2階の窓から身を乗り出してカメラを構えているさまは、その方向にあるよその家を盗撮しようとしているようにも見えるはず!(汗)

 

盗撮とまでは行かなくとも、たまたまカメラが自分のいる方に向いていたならば、あまりいい気持ちがしないであろうことは想像に難くありません。

 

カメラなしで、ただ人の家から見られている(ように感じる)だけでもおだやかではないでしょうからね。

 

ですから、なるべく外の人から見えないように、身をかがめてコッソリ撮ろうとしているのですが、これ、ますます怪しいじゃないですか!! 通報も時間の問題!?(汗)

 

だからといって姿を完全に隠し、自撮り棒とかドローンとかを使ったところで、さらにややこしくなるだけでしょう。 何か良い解決策はないものか…?

 

「あの家には風景を描いてるヘンな先生が住んでいるんだ」と認知され、ご近所さんにあきらめて(?)もらえればしめたものなんですが、それよりも通報が先だろうなぁ。(笑)

 

では、夕空を眺めてから仕事に戻ります〜。

 

 

忘れずにお訪ねくださり、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


プロっぽい?

次の個展は9月なんですが、引っ越し後の片付け作業で時間を使い込んでしまったため、すでにマズイ感じとなっております。

 

ということで、ここ3週間ほどはずーっと引きこもり。 またこの暮らしを、この先3カ月間続けるのか…。(涙)

 

ただ、いきなり製作モードに切り替えたものの、環境が変わったことと相まって、ちょっと気持ち面でキツイものがありました。

 

ですから、やや後ろめたさを感じつつも今日は半ドン(死語?)にして、近所の方のグループ展と、大丸さんでの知人の個展とに顔を出してまいりましたよ。

 

大丸さんにお邪魔したのは、個展の用事が終わってから初めてですから、ほぼ半年ぶり。

 

その個展時に初めて顔合わせをした販売の方が数名いたんですが、さすがに忘れられてるだろうな… などと思いながら美術コーナーへ。

 

と、どの方もソネの顔を見るや、即座にちゃーんと挨拶してくれるではありませんか! しかも名前まで覚えてくれてる!

 

大丸クラスのお店で働く人にとっては、これくらいはごく当たり前のことなのかもしれません。 でも、自分にできないことをサラッとやってのける様子を見ると、やっぱり感心してしまうんです。 プロっぽいですねぇ〜。

 

いやいや、このわたしだって、大丸京都店ではすでに7回も個展をしている立派なプロのはず! 何か隠しても溢れ出るプロっぽさがあるのでは…??

 

そういえばこんなことが。

 

販売員のお一人と話していたら、話題がある物故作家の代表作の話になりました。

 

その作品は、半年前の展覧会で衝撃を受けてまじまじと観たものだったんですが、描かれていたのはキツネだったかタヌキだったかでもめまして…。(笑)

 

すごく自信があったので、「じゃあ何かかけましょうか?」とまで言い出しましたけど、相手にはそれを上回る確信があったらしく、かけるには及びませんよ、ということに。

 

で、スマホで画像検索してもらった結果は…。 わたしの完敗でありました!(笑)

 

絵かきが絵のことで負けるとは、なんともプロらしくない。

 

あえて見苦しく言いわけをするならば、主役のキツネさんにはほとんど関心を持たず、風景のプロとしてその背景部分の描き方に注目していたから、となりましょうか?

 

いや、それでもメインを取り違えるのはヘンですが…。 お恥ずかしい…。(汗)

 

あ、そうだ。 個展中の作家さんと話しをしていたら、「ソネの名を出したお客さんが何人かいましたよ」とのこと。

 

わたしはこの作家さんの描く風景が好きなんですが、お客さんの眼にも、どこか似たところがあるように映ったのでしょうか? 思い出していただけるなんて光栄です!

 

以上、ダテにここでプロとして何度も個展はしてないぞ、というということが示せた(?)ので、今回の話はおしまいおしまい。

 

ともかく、久しぶりに外出し、人と話し、いい絵を見、ここに書くネタまで拾ってくることができました。 充実した半休だったと言えましょう。

 

ということで、明日からソネ先生には、またプロっぽく缶詰め生活に戻っていただきます!(泣〜)

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


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