ランナーズハイ?

ハッと気がつけば、前回の更新からほぼ1か月が過ぎてしまっておりました。

 

陰ながら心配してくれている方のために… もありますが(いるのか?)、忘れ去られては困るので、とりあえずなんか書いておきます!(笑)

 

個展初日まであとひと月ですが、相変わらずずーっと絵を描いてばかりの日が続いております。

 

最後の休みの日は、7月末でしたねぇ。

 

その後は、前に紹介した京大総合博物館の『火焔型土器と西の縄文』展を、パパッと1時間×2で観てきたくらいでしょうか。

 

内容からしたら、1日ずっと見ていたいようなものでしたが、泣く泣く帰ってまいりましたよ…(涙)

 

で、ふつうの人からしたら休みなしなんて異常極まりないことでしょうが、まだちゃんと睡眠時間は確保できてますから、体調は問題なしです。 四十肩もかなり良くなりましたし!

 

こういうのをランナーズハイっていうんでしょうか? いろいろふつうの感覚が麻痺してしまっておりまして、さすがに楽しいとは言えませんが、苦しいわけでもないという状態ですね。

 

あ、目は酷使してますから、老眼がまた進んだような気がするのがちょっとイヤですね…。 メガネがないと困る機会が増えました。

 

ただ、これまでのようにメガネのある/なしで見え方が違いすぎてどうしていいのか分からない、という段階は脱したため、絵の方は困ったことにはなってないはず。(?)

 

 

そうそう、次の更新もいつになるか分かりませんし、ギリギリまで粘るはずですから、簡単に個展の告知をしておきましょうね。

 

【第7回 曽根 茂 油彩画展】 @大丸京都店 は、2017年11月15日(水)〜21日(火)の日程です。

 

ソネは毎日在廊予定。 作品が揃ってなかったら、会場には姿を見せられないかもしれませんが…!?(笑)

 

そんなわけで、まだ案内状は刷り上がっておりませんが、出せたとしてもこれまたギリギリになるんじゃないのか疑惑が!(汗)

 

先にゴメンナサイといっておきます…。

 

以上、簡単ながら生存報告でありました〜♪

 

 

忘れずにお訪ねくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


過ぎ去りし未来?

いきなり本題ですよ! 展覧会のお知らせです〜。

 

【第11回 アヴニール展】@東京・春風洞画廊

 

2017年9月21日(木)〜9月30日(土) 日曜休み

 

 

今年もクビを宣告されなかったので、なんとか出品することができます。

 

わたしは10号1点だけですが、会期中に東京駅の方へ行かれるついででもございましたら、ぜひ足をお運びくださいませ。

 

 

さて、初日が21日ということは、例年ならまだ完成していないはず。 しかし、今年は余裕たっぷりに、1か月も前に作品を渡しちゃいました!

 

ソネもついにできる子になったのか…!?

 

いやいや、これにはウラ(?)がありまして、毎年メンバーで持ち回りになっているらしい、雑誌広告への作品掲載という大任を仰せつかっていたからなんです。

 

ということで、おそらく他のメンバーさんたちはヒーヒー言っているであろう今の時期に、こうして涼しい顔して告知を書いたりしていられるわけです。

 

…いや、ウソですよ。

 

個展の締め切りまでついに2か月を切ってしまったいま、ヒーヒーレベルは売れっ子作家並みです!(笑)

 

上に「作品を渡したのが1か月前」と書いて、ビックリしましたもの。 あれからもう1か月もたってるんだと…。(汗)

 

展覧会の名称となっている「アヴニール」は、フランス語で「未来」。

 

わたしにとって、今年の「未来」は、ひと月前に終わったようなもの。

 

その後も、未来だったはずのカレンダー上の日々は、光の速さで過去へと変化していきます。

 

たぶん、ここから先の2か月は、史上最速レベルのような悪い予感が…。(汗)

 

どうしてこんなことになったのかなぁ〜。 単純な日数の計算がどうしてできなかったのか…??

 

まあ、それは自己責任なので粛々と取り組むしかありませんが、先に記した雑誌のことを書いておきましょう。

 

たしか20日に発売となる『月刊美術』ですよ。 本屋で見かけたらチェックしてみてくださいませ。

 

色再現の難しい絵を描いたので、へんてこなものになってるかもしれませんが…。

 

ということでここにも挙げてみましょう。 実物を先にご覧になりたい方は、ここでストーップ!

 

実は画廊のフェイスブックページにも掲載されておりまして、それぞれどのくらい色がちがうのかを比較して楽しんでもいいかな??(笑)

 

 

            『狭霧の道』10号Ⅿ

 

それでは、未来のいつか、またここでお会いしましょう。

 

何十日も間が空いてしまうかもしれませんが、それはわたしにとってはまばたきをするほどの時間のはず…!?(笑)

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 


そうだ 京大、行こう。

9月にはいるや否や、なんだか一気に秋が来た感じですねぇ。

 

で、秋といえば京都観光です!(そうかな…?)

 

今回は、秋の京都旅行を計画されているあなたへ、耳寄りな情報をお知らせいたしますよ。

 

もちろん、この情報をもとに、今から京都旅行の計画ってのも大いに結構です!(笑)

 

 

さて、それが何かといいますと、京大の博物館であの火焔土器を見ることができてしまうんです。 教科書に載ってましたよね? 縄文時代のスゴイ土器ですよ〜。

 

【火焔型土器と西の縄文】

2017年9月9日(土)〜10月22日(日) 休館日:月・火(祝日でも)

詳細はこちらからどうぞ → 京都大学総合博物館 

 

 

火焔土器って、有名すぎるあまりに、「縄文土器ってみんなあんな感じなんじゃないの…?」って思われているかもしれません。

 

でもそうじゃないんです。 むしろかなり特殊な部類に属します。 だからこそ有名なんですが、そうなると全体のイメージが引っ張られてしまうため、むつかしいところですね…。(汗)

 

縄文時代は1万数千年ほど続いたとされ、火焔土器はそのうちほんの百年ほど、しかも新潟県近辺でしか作られなかったものなんですよ。

 

だから、新潟の人を除き、庭を掘っても出てきません!(笑)

 

…冗談はさておき、その火焔土器が1点や2点じゃありませんよ、国宝を含めて数十点もやって来るんです。

 

地元の新潟でこそ、常設展示でゴロゴロ並んでいるそうですが、遠く京都の地でこれだけ固めて観ることのできるチャンスは、そうそうないはずです。 たぶん初めて。

 

ということで、この貴重なチャンスを活かしましょう。 さいわい京都には、「土器見学のついでに」観て回れるような観光名所もたくさんありますし!(笑)

 

あと、今回の展示では、京大が所蔵する、火焔土器と同時期に作られた西日本の土器も展示されるそうです。

 

これなんかも、わたしの様な土器マニアからするとたまらないものです。 いいものいっぱい持ってるんだから、常設に並べてくれてもいいのにねぇ。

 

そうそう、特筆すべきは、今回の展示、フラッシュを使わなければ撮影が可能になってるんですよ。 京大博物館ではこれまでずっと撮影禁止だったので、嬉しい計らいですよね〜。

 

バシバシ写して、家に帰ってからもニヤニヤしながら眺めることができますよ!(笑)

 

さらに、会場でアンケートに応えると、それだけで図録がもらえてしまう!! カラーでちゃんとしたものが無料ですよ! 太っ腹〜♪

 

入館料は大人でも400円に過ぎませんが、図録なんて普通なら千円はしますから、それだけでも600円のもうけになってしまうのです!(?)

 

これ以外にも、関連イベントとしてコンサートや講演会、ワークショップなんかもございます。 もちろん、特別展以外にも広い常設展のコーナーがあり、たっぷり楽しめます。 詳細はやはりこちらから → 京大総合博物館

 

以上、得なことばかりの展覧会についてお知らせいたしました。

 

しかし、散々宣伝しておきながら、肝心のわたし自身に観に行く時間を作れないのではないのか疑惑が! 歩いて行けるほどの近さですから、毎日でも通いたいくらいなのに〜!(涙)

 

(注:厳密に言うと火焔土器ってのは最初に見つかった1つの土器を指す固有名詞で、その他の土器は火焔「型」土器と呼びます。繁雑なので今回は火焔土器と書きました。)

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


手遅れ!?

猛暑の予報が出ていた今年の夏ですが、どうやらそれはいい方へはずれたようですね。

 

天候は不順なれど、暑くて動けないというような目にはあっておらず、仕事三昧のわたしとしてもありがたいことであります。

 

で、京都の個展まで、あと3か月を切ってしまいました。 時間がたつのが早すぎて困ってしまいます。

 

計算上は、すでに間に合わないところまで来てしまっているのですが、大丈夫なんでしょうか…??(汗)

 

わたしの仕事にはいくつかの段階があって、大まかには 現地取材 → 題材選び → 下絵作り → 製作 となっております。

 

そして、この順にしんどさも増していく、つまり、一番気楽なのは最初の現地取材ということになるんですよ。

 

たしかに真夏や真冬に棚田をうろうろするのは難儀ではありますが、自由度は高く、気も楽なんですね〜。

 

それに自然だらけのところを歩くわけですから、おそらく心のトゲトゲも抜けていくのでしょう。 風景画家をやってる大きなお得ポイントだろうと思っておりますよ。

 

今年は、5月に仙台で個展をやりました。 ですから、京都用のネタは枯渇気味ということで危機感があり、初夏のころは取材に力を入れたんです。

 

するとおかげさまで、描けそうな景色にいくつも出会うことがかないました。 しかし、気が付くとそこに時間を使いすぎており、今のカツカツな状況に至るというわけでして…(汗)

 

じっくり描きたい感じのネタを、時間に追われ、サイズを小さめにして出してしまわねばならないってのは、自分が悪いんですけど、なんとももったいない感じがします。

 

急に必要な枚数が半分になるとか、会期が2か月先に変更になるとかの事態が起こればいいんですけど…。 ドラえも〜ん!(笑)

 

 

今回は短めとなりましたが、以上であります。

 

そういえば、昨晩の京都は五山の送り火の日でありました。 送り火に手を合わせて締め切りが延びることを祈って… たりはしてませんよ!(笑)

 

これ、他の地域の方は時々カン違いされてることがありますが、送り火の文字は線ではなく点で表されてるんですからね。

 

望遠で写真を撮ってみたら、その「点」の護摩壇までが写りました。 見えるかな?

 

 

送り火が終わると、京都の夏も終わりが見えてきます…。

 

今年に限っては、もう2か月くらい続いてもらってもいいんですが!(笑)

 

 

今回もお訪ねくださり、どうもありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


葉月。

暑中お見舞い申し上げます。

 

え〜、少し間があいてしまいましたが、なんとか普通に暮らしておりますのでご安心くださいませ。

 

居間兼寝室にクーラーを新調したことで、今年の夏はいつになく過ごしやすく感じております。

 

単に例年よりも最高気温が低いということもありましょうが、なんだ、みんなこんな風に快適な夏を過ごしていたんだ…。 科学文明万歳!(笑)

 

そうだ、気温が少しだけ低いように感じるのは、我が家のグリーンカーテンのおかげもあるのかもしれません。

 

まだ姿を見たことはありませんが、どうやらうちの庭には立派なヤマノイモさんが何本もお住まいのようで、ちょっと世話をしてあげるとモリモリ成長し、じゃんじゃん葉っぱを広げて陽の光をさえぎってくれるのです。

 

 

玄関に射し込む西日をカットしてくれている様子を、内側から見た図です。

 

イモ類のハート型の葉っぱは、見ているだけでなごみますねぇ〜。

 

 

そうそう、何件か問い合わせをいただいたんですが、以前「となりでマンションの建設が始まるから仕事場を移す」と書きました。

 

この後日談ですが、わたしの切なる念力が通じたのか、着工が半年後ろにずれてくれたんですよ! ありがたいですねぇ〜。

 

これでプチ引っ越しの手間や無駄な数十万円の出費はなくなりましたし、炎天下に「出勤」する必要もなくなりました。

 

そうなると仕事はさぞや快調に進んでいる… とは限らないのが、なんとも情けないところではありますが!(汗)

 

 

8月は、葉っぱが生い茂るから葉月と呼ぶんでしょうか。 いま、ちょうど葉っぱの多い緑の絵を何枚か描いております。

 

あ、でも個展は夏じゃなくて晩秋だっけ? 「大丸京都では個展がいつも初夏だから、秋にずらすことで新たな挑戦を見せてくださいね〜!」って言われていたのでは!? 秋・冬の絵、あまり用意できてないんですけど…!(汗)

 

ま、今ごろ気づいてももう遅いや。 あと3カ月しか残ってないから、「何でもいいから」キッチリ枚数をそろえることが先決!

 

それに、葉っぱに代表される緑ってのは、人にやさしいことが科学的にも立証されてるんですよ。

 

窓から緑が見える病棟では、そうでないところより退院までの日数が短いそうですし、オフィスに観葉植物を置くと、ない場合に比べて仕事の創造性が高まるんだとか。

 

…そう。 あとはこうやって屁理屈で切り抜けるのみです!(笑)

 

 

以上、久々に書いたにしてはあまりに他愛のない内容で、誠に申しわけありませんでした〜。

 

ともかく、例年よりややマシとはいえ、夏真っ盛りの葉月。 暑さには十分にお気をつけくださいませ!

 

 

忘れずにお訪ねくださり、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


雨に打たれて。

11月の個展@大丸京都店に向けて、だんだんと忙しくなっていきます。

 

そんな中、最後のお願いとばかり、1泊して縄文土器の見学に行ってまいりました。

 

初めて訪ねるその場所は、鳥取県の智頭(ちづ)町という、山に囲まれた林業が盛んな街であります。

 

ただ、土器見学とはいえいちおう本職は絵描きなので、車窓の風景見学にも期待大です。

 

これまでも、たまたま窓からいい景色を発見し、再訪して絵にしてみたりということもしばしばありましたし。

 

あと、今回は梅雨の時期ということで、なかなか見る機会のない、奥山にかかる霧なんかも見れたらいいなぁ〜 などと期待をして。

 

ということで、窓際の指定席を取っていざ智頭町へ!

 

 

1週間前の天気予報では、雨は降らないかも…?といった、やや期待外れな予測が出ておりました。

 

しかし、その日が近づくとともに、あろうことか台風まで近づいてくるではありませんか! しかも直撃コース!(汗)

 

いろいろと心配しながらも町に到着し、智頭町歴史資料館というところで土器を見学させてもらいます。

 

さて、そこまでは無難な感じだったのですが、しばらくすると予報通りに大雨が降り始めます。 さいわい直撃とはならなかったものの、猛烈な雨です。

 

でもまあ、頑丈な建物(旧・小学校)の中だし、とくに問題はありません。 休憩がてら外に出て、雨に煙る里の景色を写真に収める余裕もありました…。

 

 

ところが、降り続く雨に少々の不安がかき立てられ始めたころ、その予感は的中します。

 

なんと、電車(正確には、当地では電気駆動じゃなくてディーゼルなので汽車というらしい)が止まってしまったのです! これでは予約してあった宿まで移動できません…!(大汗)

 

再開のメドが立たないということで、宿のキャンセルと町内の旅館の予約などを電話で手配します。

 

あ、公衆電話がなかったので、資料館の方の携帯電話をお借りしましたよ。

 

いまだにケータイを持っていないと知り、「さすがは縄文なんて古いものが好きなだけあるねぇ〜」などと、なんだかよく分からない形で感心されてしまいましたが!(笑)

 

旅館の方は、いまだに昭和時代が残っているかのような、たいへんレトロな作りでありました。 他に客がいない日だったようで、静かに眠ることができました。 しかし…。

 

朝の6時前、突然すぐ外で緊急放送が始まります。 それだけでも目を覚まされるのに、内容が「大雨のためJRを運休します」だったので、あわててテレビをつけました。

 

すると、西隣りの島根県には、特別警報なんてのが出されるほどの大雨が降ってるらしいじゃないですか! 道も通行止めになってるらしいし、町に閉じ込められる!?(汗)

 

…まあ、帰路のことはともかく、とりあえず資料見学の続きがあります。 それすら出来なかったら何をしに来たんだか分からず、浮かばれませんし…。

 

晴れていたら、宿から3kmほどの道を歩くつもりでいました。 でも、外は依然として大雨。 そこで、バスはないかと宿の方に尋ねてみますと、電話をつなぎ、これで直接話してくださいとケータイを渡されます。 昭和な宿でも電話はケータイですか!(笑)

 

通話が終わり、最後にどのボタンを押していいのかが分からずおろおろしていると、怪訝な顔をされてしまいました。 ハイ、縄文人ですから…。(恥)

 

結局、JRは終日運休だったようですが、わたしが乗るのは智頭急行という第3セクターの路線だったらしく、こちらは大丈夫でした。 やれやれ〜。

 

ともかく、土器の方は期待以上の収穫を得られましたし、雨景色の方も、これまたふつうの梅雨とは違った緊迫感(?)のある取材ができたのかもしれません。 結果オーライと言ってよいでしょう。

 

ただ、この雨で九州の方ではひどいことになってるみたいです。 どうか早く収まりますように…。

 

 

写真は、智頭町歴史資料館の復元土器たちです。 後ろの黒板に「日直」って書いてあるのがチラッと見えるように、小学校だった頃のままで再利用されているため、今が平成だということをうっかり忘れてしまいかねませんよ。

 

まあ、通ってた小学生は、授業中にケータイをいじったりしてたんでしょうが…。(笑)

 

 

今回もお読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ここにも遠近法!

楽しかった仙台での個展から、はやくも1か月が過ぎてしまいました。

 

締め切りまでも早かったですが、終わってからも…。

 

ということはつまり、ふだんからふつうに時間は早いってこと!? そういえば、ついこの間お正月だったはずなのに…。(汗)

 

個展が終わってからは、ネタ補充のためにあちこち回ってみたり、小さな締め切りに向けて描いたりの日々です。

 

あ、土器研究の時間もちょっとだけ復活しましたよ〜♪

 

いま描いてる絵の1枚は、定番の道がある絵であります。

 

描きながらふと思い出したことがありましたので、ちょっと書いておこうかと思いまして。 ごく基本的な話ではありますが…。

 

 

「遠近法」というのはたぶんご存知かと思います。 遠くのものほどじょじょに小さく見えるという普遍的な法則であります。

 

抽象画でもない限り、基本的に意識しないことはないでしょう。 わたしの様な写実っぽい絵ですと、大きなウェイトを占めてきますよ。

 

こんなのがよく遠近法の解説で出てくるイラストです。 …なにこのヘタクソな図! まさかプロの絵かきが描いたわけないですよねぇ??(汗)

 

…ともかく、平行なはずの線路は画面上の1点に向かって収束していきますし、並木や枕木の間隔も同じはずですが、やはり遠ざかるにしたがってどんどん狭くなっていきます。

 

とても簡単な理屈ではありますが、これ、それこそ線路や並木、街並みを描く時以外には意外と忘れられがちのような気がするんです。 でも当然ですが、あらゆるところに遠近法というものは適用されるのでありまして…。

 

たとえば道。 その輪郭が上のように「ハ」の字型になるということは分かりやすいでしょう。 でも、まだ先があるんです。

 

道に落ちてる小石や、路面に射す木漏れ日なんかもその例外ではないんですよ。 上から見るとこんな感じ…。

 

何が描いてあるのか分からないって!?(汗) 青が木かげ、黄色が木漏れ日、ポツポツとしたのが石のつもりであります!

 

じつは木漏れ日ってものにはいくつか種類があります。 枝と路面の距離や陽射しの強さによって、葉っぱそのものの影になったり、大小さまざまな円の集まりになったり…。 注意して観察すると面白いですよ〜♪

 

ここでは円バージョンです。 このように、真上から見ればほぼ円であります。 石も、丸石が半分埋まっているのだとしたら、やはり丸に見えていることでしょう。

 

で、これにも遠近法を適用してみますと…。

 

ハイ、こんな感じ! 本当の形は円のはずですが、足元から遠ざかるにつれて 円 ⇒ だ円 ⇒ 線 と変化していきます。

 

石も同じく、だんだんとただの横線に近づいていきますよ。 ついつい「木漏れ日は丸いものだ」って頭で分かっていると、その知識に引っ張られて丸っぽく描きがちなので要注意かも。

 

そしてさらに、絵を描く場合に意識した方がいいのは、路面自体の質感のようなものであります。 たとえば油彩画だと筆目というものが画面に残りますが、この筆目はデタラメな方向を向いていてもいいものなのか…?

 

もうお分かりですね? 手前部分はともかく、中景〜遠景にかけては筆を水平(横)方向に走らせて描いた方がいいんです。 グッとそれらしくなりますから。 鉛筆スケッチの際もなんとなく横に走らせますよね?

 

奥へ続く壁なんかを描く時もそう(この場合はタテ目)なんだと思いますが、この微妙な筆目のような質感が、無意識的にも実景を見た時に近い感覚を呼び起こすのでしょう。 だから、実物と似ているかどうかとは違う次元で、スッと自然な感じに見えるのかと。

 

こんな理由もあって、わたしはあまり荒い目のキャンバスを好みません。 だって、遠近を付けようにも一様な布目の方が目立ち、筆目を使った微妙な奥行き感表現が効きづらいもので…。(汗)

 

ちょっと筆目までは写せませんでしたが、実例だとこんな感じかな。(部分)

 

 

チラッと写ってますが、川とか海を描く場合にも、水面に遠近法がかかってくるというシンプルな意識があるのとないのでは、描き上がりが違うような気がしますよ〜。

 

 

以上、何を今さらなお話しでありました。

 

11月の大きな締め切り、今はまだ遠くにあって、かすかな筆目程度のものでしかありませんが、これ、あっという間に巨大な悪魔のみたいな姿に変化しますからねぇ…。(大汗)

 

 

今回もお訪ねくださり、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


小さな歴史。

今から35年前。 シゲル少年は小学3年生。

 

その年、夏休みに家族でキャンプに行くこととなりました。 行き先は長野県の駒ケ根市。

 

すでにインドアな少年ではありましたが、初めてのことばかりでとても楽しかった記憶があります。

 

少年時代の思い出トップ3に入るほどに……。

 

 

先日、梅雨入り前の長野県へ取材に行ってまいりました。

 

この11月には京都大丸、来年の7月には神戸大丸と大きな展覧会が控えておりますので、今のうちにじゃんじゃんとネタを仕入れておかねばなりません。

 

取材場所も、いつもと同じではやや新鮮味にも欠けるので、例によって衛星写真でチェックし、気になる地形を見つけた新天地(?)へ行ってみることに。 そう、駒ケ根市です。

 

そしてこれも「例によって」なのですが、実際に歩いてみると現地はキツイ勾配だらけで、いい加減な計画を立てた自分を呪います!(笑)

 

それでも、ヘロヘロになりながらなんとか予定をこなすことができたので、余った時間で昔テントを張ったあたりへ行ってみることにしました。

 

なつかしい景色を見たら、記憶から消えてしまっている愉快な思い出たちが、ひょこひょこ顔を出してくれるんじゃないかと期待して…。

 

 

しかし残念ながら、35年という時間はあまりに長すぎたようです。

 

キャンプ場はすでに廃止され、その辺りに新しい道が付き、ミニゴルフ場や温泉施設などが出来上がっておりました。

 

飯盒炊爨などに使った冷たくきれいな水が流れる小川も、どうやら河道が変えられてしまったようです。 水に手足を入れていられるのは1分が限界というほどに切れるような冷たさが印象的だったので、もう一度つけてみたかったのですが…。(涙)

 

結局、期待したなつかしさはまったく得ることがかなわないということになりました。 行かない方がよかった!?(汗)

 

帰りしな、「そういえばこの橋を渡ったところにあるお店で五平餅を食べたっけ…」と思い出し、立ち寄ろうとするもすでに跡形もなく。

 

せめて味だけでもと、別の店に入って注文すると…。 「もう売り切れました」!(涙)

 

 

歴史というと、なんだか本や教科書で読む知識という印象が強いかも知れません。 でもそれは歴史研究の成果であって、明らかにしたいと思った人たちの調査・研究の成果なんですよ。

 

これは、個人に置き換えてみれば分かりやすいかも知れませんね。

 

さっき五平餅のお店がなくなっていたというエピソードを書きました。 でもこれ、じつは自信がないんです。 ひょっとしたらその場所には元々お店なんかなかったんじゃないのか…?

 

自分の記憶という教科書には、おぼろげに「あった」と書いてありますが、アテにならないとなれば調査する必要が発生します。 まずは一緒に行った家族に聞いてみるのがいいでしょう。 みなの記憶が一致していれば、それはたぶん間違いがない。

 

それがダメなら、現地で聞き込みです。 それでもダメなら市の図書館で記録文書か何かないかを探します。 当時の地図とか航空写真、ネットの情報なんかも使えたりする?? それがダメなら探偵さんを…!(笑)

 

そうした調査の結果、おそらくはより真相に近づくことができるのでしょう。

 

でも、当然ながらそうした「歴史史料・資料・記憶」の量は、社会>家族>自分の順で少なくなります。 よって、自分自身の個人的な経験の記憶なんかは、自分が忘れてしまえばそのまま世の中から消滅し、何もなかったことになってしまうのです。

 

忘れないまでも、知らぬ間に自分史の捏造が進行してしまっていること、ごくふつうにありますし…。(汗)

 

だから、日記とか写真、作品など、とにかくいろいろ形にして残してしまえば、ないより安心ですし、自分がいなくなってもその記憶を引き出してもらえるヒントが残ります。

 

わたしがこうしてショーモナイことをポチポチ記しているのも、「そういえば駒ヶ根を再訪したのはいつだっけ? その時、橋のたもとに五平餅のお店はあったのかな??」などと記憶があいまいになる日が来たなら、役に立つやもしれませんし!?(笑)

 

 

帰りの電車が出るまでに、少し時間がありました。

 

ちょうど駅前に五平餅を出すお店があったので、1本頼んでみることにしましたよ。 しかし出てきたのは…。

 

 

当時、「橋のたもとで」食べたのは小判型のものだったので、コレジャナイ感は否めませんでしたよ。 ま、これはこれで十分においしかったんですけどね〜。

 

…ん? 家族みんなが「あの時も小判型なんかじゃなかったよ」って言い出したらどうしようか!?(笑)

 

 

与太話にお付き合いくださり、ありがとうございました。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 

 


別荘。

先日、建築事務所の人が突然我が家を訪問。

 

「もしやこの家を取り壊すから立ち退けという話か!?」と身構えますが、どうもそうではなさそう。

 

しかし、ホッとする間もなく、「となりの駐車場に5階建てのマンションを建てることになりました」…!!(´Д`;)

 

その距離わずかに10mほど。 間には何もありませんから、工事の騒音は直撃必至。 事務所の方は一生懸命に建ってからの日当たりの話などをなさっておりますが、そんなものはもう耳に入りません。

 

こ〜れは一大事ですよ! ちょうど京都の個展の準備期間が丸まる工期と重なるではありませんか!(涙)

 

これまでにも、うちのすぐとなりで家の中規模リフォーム一件、大規模一件、新築一件と、その騒音の凄まじさには何度もグッタリさせられてきました。 ラジオで何しゃべってるかなんて聴こえませんからねぇ。

 

それが今回、おそらくそれらよりもさらにひどいであろう騒音が襲来すると聞かされ、「近所で反対運動とか起きなかったんですか!?」などと、意味不明なことを口走ってしまいましたよ。 錯乱してたんですね…。(恥)

 

この騒音運(?)の悪さを何とかしたいものであります。 が、それよりも、差し迫った工事の始まりまでに何か手を打たねば、ストレスまみれになり、ロクな絵が描けないであろうことは自明であります!(汗)

 

これを機に、手ぜまとなった今の家からポーンと引っ越してしまうという手が考えられます。

 

しかし、つい数日前に2年分の更新料を払い込んだり、エアコンを新調してしまったというタイミングの悪さ、知らぬ間に増えすぎたものの多さなどを考えると、個展の準備を差し置いて大がかりな引っ越しするなど、とても現実的ではなさそうです。

 

よって考えついたのが、近くに別荘(仕事場)を借りる、という手であります。 まったくもって無駄な出費ではありますが、神経が細いわたしにとって、背に腹は代えられないのですよ…。(大泣き)

 

 

で、さっそく近所の不動産屋へ。 学生用のワンルームマンションを当たってみますよ。

 

ここでいろいろ話を聞いてみたんですが、どうやら最近の学生さんは、20年以上前に学生だったわたしからすると、ビックリするほどにいい物件にお住まいのようで。

 

バス・トイレはセパレート、オートロック、光回線、フローリング等々、なんともゼイタクな設備が標準化している様子。

 

でも今回は、「学生さんのようなゼイタク」がしたいわけではないので、むかし住んでたような物件を探します。

 

すると、安くなってるんですよ〜! 21年前まで住んでた懐かしの旧・我が家の情報も出てたんですが、お値段なんと半額!

 

もちろんそれだけ築年数が増えて価値が落ちているってこともあるんですが、覚悟していた額の2/3ほどの値段で済みそうなので、ちょっぴり安心しましたよ。 今度現物を見に行くことにします…。

 

 

夏の間、涼しい長野県に別荘を構えることが夢でした。

 

とはいえそれだけの大変化は、面倒くさがりのわたしにとって、よほど大きなきっかけでもなければ実現しないだろうということも分かっておりました。

 

それが今回、隣のマンション建設に押し出される形で夢の別荘持ちに! まあ、灼熱の京都の夏からはまるで逃げられないのですから、本来の希望とはずいぶん遠いんですけどね…。(汗)

 

でもこうなったら、「別荘があってよかったー!」と心底思うためにも、工事の騒音は近所で中止を求める暴動が起こるくらいに凄まじいものであってほしいですよね!(笑〜)

 

しかし、絵の道具の引っ越しだけでも難儀そうで、いまからクラクラしますね〜。(涙)

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 

 


心の師匠?

3年ぶりの仙台での個展、今日が最終日ですが、本人は一足先に京都へ帰ってまいりました。

 

たった3日の滞在ではありましたが、今回も多くの方が訪ねてくださり、いろいろなお話しをすることができましたよ。


直接お話しできなかったみなさまも、観ていただきまして、本当にありがとうございました〜!

 

 

仙台での2度目を行ってみて気づいたのは、お客さんとの距離の近さでしょうか。

 

以前観たり・買ったりしてくださった方が、今回もリピートしてくれた率が高かったように思うのです。

 

ぜひソネに会いたいからと、わざわざわたしがいる日に再訪してくださった方も、少なくありませんでした。 そのためにまた何時間もかけて、というお方もちらほらと! うれしいですねぇ。

 

会ってガッカリでなければよかったのですが…!?(笑)

 

 

さて、ひとつわたしにしては珍しい話がありましたので、ちょっと紹介しましょう。

 

ある若いご夫婦がみえて、作品をじっくり観てくれたあとで話しかけてくださいました。 なんでも、遠くに住んでいて会場には来れなかったけれど、父君がソネの大ファン(!)で心の師匠(!!)と慕ってくださっているのだとか。

 

知り合いの人だろうかと、「面識はありましたっけ…?」と尋ねてみますと、絵を最近始めて、なぜかこの「準備室」にたどり着き、あれこれ技法を参考にされているのだとか。 ネットの時代ならではのつながり方ですねぇ。

 

しかし、始めたばかりでいきなりこのクセのあるソネの言うことに従ってみようとされたわけですから、当然うまくいかずに困っておられるとのこと。 なんだか師匠として(?)申しわけないです!

 

会場に行けなくてとても残念がっておられるという父君の絵のお悩みに対し、間接的に応えてみましたが、技法のことを口で伝えるのはなかなか難しいですね…。(汗)

 

でも、わたしのことを師匠などと言ってくださるお方はたぶん初めて現れたので、とってもうれしいです。 

 

これまた、実際に会ったら幻滅してしまったかも知れないので、会えなくてよかったというパターンかも知れませんが!?(笑)

 

 

その際にお伝えしようと思ったことを図で解説しておきました。 伝聞ですから質問が実際とは違うような気もしますが、もし参考になるのなら…。

 

枯れ木です。 これを青木筆などの細筆を使って正直に描こうとすると…。 なんだかボテッとした仕上がりになるかも。

 

それは、枝は基本的に先へ行くほど細くなるもの(☆)ですが、筆で描くと「入り」の部分が太くなり、むしろその逆になりがち。 先へ向けて細く描くのは、手の自然な動きに逆行するため、至難の業となるからです。

 

(☆ 実際に観察すると枝自体の太さは分岐ごとに段階的に細くなるのであって、各段階の一本の中ではあまり変わりません。 雰囲気重視のデフォルメ、ということで) 

ということで、画面を逆さまにしてシュッと描いてみると、あ〜ら不思議、簡単に先っぽを細く描けちゃう!

 

この方法は、イネの描き方のところで紹介したのと同じものです。 草にももちろん使えます。

 

難点は、逆さまなのでバランスなどを確認するのが難しいことでしょうか。 手間ですが、こまめに元に戻して確認するのがベストかもしれません…。 以上、ソネ式・枯れ枝の描き方でありました。

 

参考として、現在仙台で展示中の作品を1枚どうぞ。

 

 

           『一月の風の中』10号

 

ではでは、仙台のみなさま、また3年後にお邪魔できるはずですから、その時にはまたぜひお訪ねくださいませ!

 

わたしも今から楽しみにしておりますよ〜♪

 

 

お読みいただき、ありがとうございます。  曽根 拝

 

 

 

 

 

 


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